本年2例目の香芝市での施工例です。
お客様からメールで住まいが寒いと云うことで真空ガラスの見積もり依頼をいただきまして、現場採寸にお伺いしたところ
なんとペアガラスが入っているではないですか。
お客様にペアガラスから真空ガラスに取替えられるのですねと確認を取りますとお客様はインターネットで
取り寄せた各ペアガラスの性能別数値資料を手に熱貫流率の値を見ながら、今入っているペアガラスはどの辺りの性能ですかとの質問でした。
お客様の数値表を見ながら、現物が6㎜空気層の3㎜ガラス構成のペアガラスでLow_Eタイプではない事を確かめました。
調べますとペアガラスの中では一番熱貫流の大きいものなので一覧表の値を示し、スペーシアと数値比較いたしまして、
このペアガラスに較べてスペーシアは2倍の断熱性能がある事をカタログで説明申し上げました。ご注文に到りました。
今回は低放射性能のLow_Eタイプではなかったので取替えたのですが、もしLow_Eタイプのペアガラスだったら取替えをお奨めするかは疑問です。
Low_Eタイプのペアガラスだったら取替えるほどの悪い性能だと思われないからですが、本当のところ迷うところですが、Low_Eタイプだった場合の
性能差をお客様に申し上げてご判断を仰ぐより仕方がないのかなと考えています。
2009/04施工
ご覧のように元のガラスはLow_Eタイプではない4㎜空気層の3㎜ガラス構成のペアガラスでした。
総厚が10㎜のペアガラスは珍しいのですが、ずいぶん古いペアガラスの様で、しかもサッシの溝巾は10㎜とこれもまた9㎜が主流だった時代サッシにしては中途半端を感じました。
まだまだ日本ではペアガラスの存在が一般に知られていない時代の製品でアタッチメントを介して取付けられていました。
今回の取替えは元のペアガラスが破損したので割替え補修をお客様からのご依頼でしたが、現在はもっと凄い真空になったペアガラスがありますと説明しましたところ
お客様はこのペアガラスは結露が激しいのでこの際その真空ガラス スペーシアに取替えると言う事になりました。
割れていたのは2枚戸の片方ですが、両方取替えないと意味がありませんので2枚ともの取替えです。この一窓を取替えて夏冬の効果を是非検証して頂きたく存じます。
2009/06施工
お家から道路までのアプローチがあって窓空間的に広々とした感じの施工現場でした。
写真のテラス窓は元々障子に中桟があって上が透明、腰下が型ガラスになっていましたが、この際一枚ガラスにされますと室内の印象がかなり変わりますとお奨め致しました。
また出窓も透明にするかお悩みの様でしたが、よほど隣家との窓同士が直面していない限りやはり透明がお奨めですと申し上げました。
施工当日、お客様は透明になった窓に大いにご満足頂けましたし、外から室内が見えにくいのも本当に良かったと仰って下さいました。これはLow_Eガラスの作用で若干室内が見えにくくなるためです。
2009/03施工
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