東京でドイツ政府機関などが講演-Tech-on!
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121113/250891/
..2012年初めにグリッド・パリティを達成だって.....。
グリッド・パリティの達成こそ、世界中が待っていたボーダーライン。ドイツはそれを超えるのか、日本とは大違いだ。でも日本でも原発事故で国民は目が覚め始めたから、7月に国策で事業用の制度20年固定価格買い取りが決まって以来、猛烈な勢いで大規模計画が進んでいるのも事実。
日本の場合、ドイツとは産業構造や経済規模も人口も違うので一概に比較はできない。日本の場合でグリッド・パリティの達成はまだまだ未来の事になりそうだ。
それは国民性というか、何事にも切迫感がないからだと考えている。ひとつの証拠として住宅の窓におけるペアガラス導入率は韓国にも及ばないというお粗末さである。モッタイナイという国際語にもなった意識と言葉があるにも関わらず、どこかで間が抜けているとは。
モッタイナイと思うのであらば、高い有機エネルギーを諸外国から買わずに自給すればよいのだ。有機エネルギーは小資源のこの国にはムリなので、自然エネルギーの自給に活路がある。
初期投資は掛かるがメンテナンスコスト以外は無償のエネルギーのため全国でたくさん導入するとグリッド・パリティにより早く近づく。どうせ原油も天然ガスも石炭も発電効率はそれほど高効率じゃないのだから大気を汚すだけ(有害物質ではなくCO2で)
このグリッド・パリティというのは再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力 のコスト(電力料金、発電コスト等)と同等かそれより安価になる点(コスト)と定義されている。
当店の場合は自宅で年間4000Kwhの太陽光発電よる電力自給力があるがグリッド・パリティの観点からすると達成率としてどの辺りになるのだろうか?
吉野の実家で事業用の出力10Kwの太陽パネル設置計画を進めているが、この計画などは全て売電になるので投資コストの回収は約7~8年程度と踏んでいるためコスト回収が終われば、残りの12~13年はメンテナンス以外のコストはゼロなので、高齢で無収入の親にはよい小遣いになる。
そして20年後買い取りが終わると、現在の家庭用の買い取りの様な形態を予想しているが、実家におけるグリッド・パリティはどエラい事になる。年間発電量を使い切れないのである。個人宅であるが完全にグリッド・パリティを凌ぐであろう。実際には導入してから徐々にコスト回収と共に逆転の事態になるので買い取りが終わるとなんて云うのはグリッド・パリティで考えると意味がないのでしょうけれど。