先日2月9日に2015年下期スペーシアコンテストの表彰式があり息子を代理に受賞いたしました。
2015年は上期8位・下期9位ともに10位以内の通年での入賞は当店では初めての記録になります。
また、この種の受賞は今回で5度目となり、写真はその拝受の様子。
(村島社長、写真提供ありがとうございました。)
初めて受賞したのは平成16年7月1日~12月31日の「スペーシア販売キャンペーンV50」で関西圏で9位でした。
その後しばらくそういったキャンペーンがなく復活したのは平成23年ころだったかと思います。ですが定かではありません記憶です。
2回目の受賞は平成24年前期で4位入賞を果たしまして、京都市で授賞式の帰りに新しく市内にオープンした水族館を見学しましたのを憶えています。
この時は4位ですから当店では最高位の記録で、https://www.hatadagls.com/e-log/vacuum-spacia/91.htmlでも触れています。
その時の写真はこのページの最後部に貼っておきます
そして3回目は平成26年前期で9位と2年振りの入賞でユニバーサルスタジオの近傍ホテルで表彰式がありました。
折角なのでUSJに入場し、アトラクションを見ましたが8月初旬で暑くて暑くて、その上人気アトラクションは長い行列。暑さと待ち順に閉口してなるべく空いているアトラクションを選んで観ました。
平成27年前期はhttp://www.hatadagls.com/e-log/vacuum-spacia/778.htmlに既出の通りで、8位です。
平成27年後期は冒頭の2015年下期と同じですが、元号と西暦を混ぜて表記するとややこしいですね。
授賞式に続いてリフォームの講演があって息子が業務日誌にその内容を記述していたのでここにも転載しておきましょう。
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●リフォーム産業新聞社、加覧光次郎氏による「リフォーム市場の今後の展望と可能性」●
歴史と現状、今後
リフォーム産業は1974年、松下電工が「増改築キャンペーン」を行い、業界の先駆者として発生。
当時、オイルショックによって新築着工数が激減したことをきっかけに松下電工が上記キャンペーンに乗り出した。
1980年代にはまず大手が後を追い、そして脱下請けの形で零細企業が立ち上がっていく。
こうして80,90年代にすきま産業から注目のマーケットへと成長。
しかし、2000年代に入ると悪質リフォーム事件が多発、報道の機会も増えた。
このことで「営業力の時代」から「大手の時代」へと移行する。
2010年代は家電家具チェーンの参入、住宅設備のweb販売、国交省の「中古住宅・リフォームトータルプラン」など。。。
2010-20年代にかけては「生活者のニーズ」への対応が求められるマーケットの本格成長期、と加覧氏は位置づける。
このことは自分の中にも実感としてあり、最近では菊池さまの「高齢化が進み介護は何も身辺だけにとどまらない」という趣旨の言葉が思い浮かぶ。
産業としてあるリフォームと直結はしないが、住まいのめんどう(メンテナンス)を見る存在は必要になってくるように思う。
リフォーム業界のコスト要因
氏は三大コスト要因として紹介。
「集客コスト」「見積コスト」「クレームコスト」
–「集客コスト」
販促費予算は売上の3-5%として解説。
しかし、OB客をメインとすることでこれは大幅に減らすことができる。
1件契約にかかる販促費は新規客7割以上であれば40000円、OB客7割以上であれば15000円となるらしい。
–「見積コスト」
見積作成に1件あたり3-10時間が割かれるが、相見積もりは平均で3-5件取られていると解説。
平均工事額が55万円であるが、引き合い成約率は30-40%。
これではどうしたって苦しいのは明白である。
これに対策は難しいのか、明白な対策解説はなかった。
しかし、「いつやるのか」「費用はどうなのか」を早期にヒヤリングし、施主に全体像を明確にすることで
成約率の向上に繋がると解説。
思い当たるところがないでもないが、自分は見積をしていないので、今後気をつけることとする。
とにかく早期対応を心がける。
–「クレームコスト」
主なものは職人のマナー、追加工事の未確認、発注ミスとした。
発注ミスは気をつけるより他ないとして、追加工事の未確認は多くが「メモを取らない」ことが要因と解説。
自分としてはメモをとることで視線が下がるのが気になり取らないことがたまにある。
タイミングを見計らってうまくやっていくしかないか。。。
職人のマナーについてはこの間も植西さんと話したことと同じ。
工事中、その場は「工事現場」ではなく「お客様のおうち」であることをしっかり意識しなさいとのこと。
また、完成引き渡しがないため、こういったトラブルは集金不能になる恐れもある。
リフォームの流れ
この話の中で気になったのは
「近隣挨拶はクレーム対策ではなく営業活動」
「工程表を作るときは施主目線で・・・」の2点ぐらいか。。。
特に前者は肝に銘じる必要がある。
これまで少々ホコリの立つ程度の仕事で近隣挨拶はしていなかった。
もしかしたらそれぐらいは施主のすることぐらいの認識であったかもしれない。
社会構造の変化とリフォームユーザー像
だいたい世間でいわれている話。
少子高齢化が進み、若年世代は金が無い。
非正規雇用の倍増で若年世代に金が無い。
そういった社会構造の中でリフォームのメインターゲット層が50,60代以上なので必要以上に悲観的になることはないとのこと。
また、リフォーム未経験の住宅はたくさんある、
リフォームは新築購入とは違い8割がローンなどに頼らない自己資金であるといったことからもまだ発展の余地が残る。
また、リフォームの動機の一位が「傷んだり汚れたから」と解説。
個人的には、ここに住宅診断士(ホームインスペクター)の発展可能性を感じる。
氏の説明でも「分譲マンションはマンション管理業が、賃貸アパートマンションであれば賃貸住宅管理業がある。しかし戸建住宅にはそれがない。」としていた。
民間の資格であり、その資格にどこまでの効力があるかといったことがあるが、やっぱり検討の余地があるのかなーと思う。
PPKとNNK
初めて聞いた言葉であったが「ピンピンコロリ」と「ネンネンコロリ」を指すらしい。
年をとっても死ぬまでずっと元気でいられる生活(ピンピンコロリ)を目指した住居を作りましょうということらしい。
「健康」と言うのはさんざんメディアで言われるようになり、
最近ではスマホや家電も「健康健康」と念仏を唱えるよう。。。
機能のリクシルの講習会でも同じことを言っていた。
個人的には「正直ちょっとうるさい」が、間違いなく大切なことなので仕方がない。
リフォームの個別潜在需要も紹介していたがここでは省略。
ただし、玄関アプローチをバリアフリーにすることで高齢者の意識を外に向かせることができる。
そのことが健康のためとなるとのこと。これは少し頭に入れておきたい。
また健康。。。
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