第1回PV施工技術者認定に合格

去る17日の試験結果がWeb上http://www.jpea.gr.jp/index.htmlで公開されていたので私の合否を確認してみたらパスしていた。
全国で2000余人の受験者があって合格率85%は内容が平易だった事を物語っているが、合格率が高いのはそれだけではなく多くの実務経験者が受けている事や受験資格に条件が付けられていたからだろう。
それに試験制度が導入されると初回の試験は後々に受験するよりも簡単に合格するかも知れないと云う甘い考えもあった事も事実。

受験資格は次の通りだった。
【1】あらかじめ当協会から認証を受けた研修機関で当協会が認証した研修を修了された方
【2】太陽光発電システムメーカー別の施工IDを取得されている方
【3】J-cot平成23年度「住宅用太陽光発電システムに係る施工研修」を修了された方

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また試験は、マークシートによる5肢択一形式 50問で合格基準は100点満点中60点
過去に自宅で自ら設置工事した事に加え、メーカーの施工IDを取得していた事や試験直前に吉野でPVを実務経験できた事が、一夜漬けのテキスト勉強でも合格できた主な背景と思っている。

とりあえずやれやれと安堵するが、ページ案内を見るとこんな件があった。
『認定試験の結果、一定水準以上の知識を有すると認めた者を、当協会が「PV施工技術者」として認定し、認定証を交付します。認定料は、6,300円(税込)です。』って、ウッカリ見落とす処だった。

また去る27日にも二種電気工事士の免許では工事出来ない範囲の部分も工事出来る資格の認定電気工事従事者の認定取得の講習を受けてきたが、これはまた別の機会に書こうと思う。

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金物屋に売っていない金具を製作

ステンレス1.5㎜厚の端材をオークションで落札し、加工した。
必要な寸法品のステン金物が売っていないので手作りすることになって、プラズマカッタで切断した。ところが切断面がひどく不細工で修正するのに時間が掛かりすぎたため、結局切断砥石でカットした。
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適当な位置にビス穴を開けて置いて形状にカットした後、曲げ加工をするのだが、曲げ角度の定規は作ったものの少しずつの曲げで一定に揃えていく。余り曲げすぎると元に戻せないため曲げ不足の状態から少しずつ修正する。
プレス機は10トンなのでこんな薄いステン板はチョット力を入れすぎると曲がりすぎてしまうので注意を払いながらの作業。

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久し振りに鏡工事

先日、建具屋さんの依頼で大阪市内へ鏡取り付けに行ってきた。
得意先の建具店からガラスの現場工事を頼まれるのはこの10年くらいなかった事で、その昔は建具店からの現場でのガラス工事は仕事の主力だった事を考えるとずいぶん業務環境が変化した事を実感する。
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件の鏡は巾が900㎜弱で高さが2200㎜を超えた鏡だったので、建具屋さんは自店での取付は困難と判断したのでしょう。また鏡を先に建具に取付けると今度は建具重量が重すぎて建具屋さんが取付に困るので、先に建具のみを取付て、後日当店から鏡を取付に行ったのです。

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内窓を取付けた窓から雨漏り

一昨日お客様からの電話で、内窓をつけた窓から雨漏りがするとの連絡があって、翌日現場に行ってみた。
もちろんお客様も内窓を取付けたからそれが原因での雨漏りではない事は理解されているが、外窓の内側に雨水が伝って落ちてきたとのことで、窓業者の当店への連絡だった。

当店で内窓を取付けて数ヶ月になるが、外窓を点検しても窓廻りのモルタルクラックなどの異常は特になくて、入隅の壁に雨樋の終点が当たっていたので、窓のずっと上部の入隅壁がかすかに濡れていた。

これを見てピンと感じたのでハシゴを掛けて樋を点検するも異常はない。イヤそんな筈はないモルタル壁の濡れ具合からして必ず原因は樋にあるはずと見ていた。
それでお客様にお願いしてバケツに水を入れてもらい、それを流してみたらやはり樋のタテ部分で詰まっていて水があふれ出したので原因が特定できた。

落し口からZ型に屈曲した部分で詰まっているので、縦樋の外れる部分は外してゴミを出やすくして、電気のコードや針金やなんかでつつくが前に進まない、落し口から手を入れてみると固形物に触れるので、火挟みでゴミを挟むと出てきたのは板金屋が施工中に出したのであろうブリキの切り屑や木くずだった。

それをお客様に見てもらい、再び水を流すと今度は勢いよく流れ落ちた。
内窓を取付けて貰う前にリフォームで屋根の部分改修を板金屋さんにして貰ったのです。とお客様が仰られたので、見えないので見落としていたのでしょうね。と、やんわり言葉を返しておいた。
それで雨漏りは1件落着。

本当はその板金屋で過去に当店が依頼した工事でトンでもない事があったのだが、逆にお客様にその板金屋について愚痴をこぼすわけにもいかないので、ここで愚痴る。

それは4年前に玄関サッシを取り替えたついでに玄関庇も作り直したのだが、その際に板金屋に雨仕舞をお願いし、作業後見に行くと水勾配が逆でクレーム処理を依頼した。
ところが手直しして貰っても改善されていないので再びクレームを伝えた。
二度もクレームを言われれば、今度こそまともにしてあるだろうと、確認すると全く直っていない。
一体この業者は水仕舞のプロではないのか?目で見て逆勾配って、わざと水が溜まるようにしているのか?
もうあきれてしまって、板金屋にクレームを伝えるのをやめた。

お客様の手前、何度もクレーム対応を業者に言うのはあまり恰好の良い事ではない。
余計な不信感を招く恐れがあったので、3度目手直しクレームは板金屋に伝えずに自分で満足いくように手直しした。

その板金屋にはその後、一切仕事の依頼をした事がない。クレームにもかかわらずいい加減な作業を3度も繰り返すようでは、結局請けた当店の信頼にもかかわるので。

本当に忘れていたイヤな事を想い出してしまった窓からの雨漏りだったが、玄関と縁側をサッシに取り替えたいので見積りして欲しいとのお客様からの一言で、嫌な想いはすべて吹っ飛んでいった。

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YYKapから真空ガラス入りの樹脂サッシ

ガラス・建装時報の3/17・24合併号に載ってたYKKの真空ガラスを取り上げてみよう。
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性能は真空+アルゴンのトリプル構成だが、なぜだか日本板硝子のスペーシア単体よりも熱貫流の値が悪い。これは??なのだ。当然ガラスだけの値ではないにしろ樹脂の熱貫流率はガラスに較べ二桁ほど性能がよいはずだから、窓全体の値としても殆どガラスの熱貫流率と見て良いだろう。(サッシの性能が激悪なら別だが、天下のYKKに限ってそんな事はあるまい。)

スペーシア21の遮熱タイプは熱貫流率0.8を、そして遮熱でないものでも0.9をカタログに謳ってある。
一方YYKのそれは1.9同じ真空+アルゴンのトリプルなのに、うーむどうなっているのだろうか?

そう云えば真空ガラス スペーシアは発売から15年経ち製法特許はもう既に切れている筈。
なのでYKKは独自に製造工場を立ち上げたのだろうか?
日本社の特許が切れたのでどこかが真似して製造販売するかとアンテナを張っても私にはその様な気配は感じなかった。
しかし、相手先ブランドの出荷というのもある。例として熱貫流率1を謳い、餡とか蜜の混ぜた和菓子名を冠した’○○○○プレミアム’とかがそうである。もっとも製造会社の新製品発表前にフライイング販売してたので仕入れ先を通じてメーカーに照会した事がある。

OEMだとしたらYKKのそれは熱貫流率の悪さが気になるので、解せない。
ところがLow_E膜を持たない真空ガラスFit+アルゴンならトリプルのクセしてこの様な中途半端な熱貫流率もアリになってくるから、納得はできる。

掲載されていた写真を見ると明らかに室内から室外を写したと見て取れるが、真空ガラス特有の保護キャップが右ではなく左にある。
これは一体どうした事だろうか?まさかガラスの装着で裏表を間違ったなんてとても恥ずかしいから新聞には載せないだろう。だとしたらOEMで意図的にそうした可能性がある。
または真似して製造したが保護キャップの位置まで真似るのは世界初の開発元から苦情が出そうだし、YKKがそこまで紛らわしい事を姑息に真似するとは思えない。

目新しい製品は私達ガラス屋に於いては気になる処だが、別にサッシ組み込みならガラス取替断熱を主体に進めている業態には全く関係のない世界である。
でも私の性は真空ガラスと云う響きがどうしても気になってしまう。
今度、気が向いたらOEMなのかどうかメーカーに聞いてみよう。

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やっと設備認定の軽微変更が通った

http://www.hatadagls.com/e-log/recycle-energy/426.htmlの続き、

当初は軽微変更がすぐに通過すると思っていたので、まさか2月1日に申請した軽微変更が3月19日まで書類審査に日にちが掛かるとは思っていなかった。

それにしても初回登録で一週間も掛からなかったのに2月になって申請が殺到したのだろう。
これほどとは覚悟していなかったので本当に年度末は当該の事務処理している現場はひっくり返っている事だろうと想像に難くない。いったい年度末の駆け込み申請がどれ程になるのだろうか?
日経のWeb情報Tech-On!に次の記事があった。ので一部切り抜きしておく。
【2013年4月には、10kW以上のシステムで42円/kWhという買い取り価格が同37.8円/kWhに引き下げられることになる。こうしたことから、2013年1~3月はさらに膨大な量の駆け込み認定が増えていると推測する太陽光発電システムの関係者もいる。2012年度は日本の太陽光発電にとって、歴史的な認定量になる可能性が出てきた。】
この膨大な駆け込みの1件が私の申請によるもので、歴史的な認定量の超微々たるを担いでいる。

まっ、参考程度に画面を掲載しておこう。だらだら長い画像だけど。
因みにシステム合計出力は12.25KWだが、パワコンの出力で申請したので11KWになっている。これは色々な制御機器を通過する内にロスが発生するので実際の発電出力は11KWより落ちるのでそれでいい。
多分屋根角度とか全部の阻害要因を足すと12.25KWの7掛位に思っておいた方が良い。過大な期待は欲望の権化にしか過ぎないのだから。setubi.nintei

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第1回「PV施工技術者」認定試験にトライした。

去る17日大阪市内で一般社団法人 太陽光発電協会が認定する公的な制度の試験が初めて行なわれたので受験した。
このところ吉野で実践してきたので身についている筈?なのだが、結果は何とも心許ないもので、全く自身がもてない。
でも役だった事がある。それは昨年取得した電気工事士の知識で役立った部分があったので、すこし助かった。
それでなんとかなるのか?何ともならない。しかも淡い期待にすがりつくんじゃない。

自分がマークシート読み取りできて合否の採点できる立場にあったら都合良く(100%不正な)合格なのだが、厳粛にマークシートを機械が採点するのでこればかりはいかんともし難い。(コレッ、不純な妄想は止めなさい)

しかも電気工事士の試験の時は問題を持ち帰れたので、自宅で合否(Webでその日の中にどこかのページで回答例を示される)を確認できたのにケチな太陽光発電協会は持ち帰りを許さなかったため、帰宅してWebで何かしらの情報がないかとサーチかけたがなにもなかった。

PV_Text

主催の方も初めての事だろうから、小手調べなのかも知れない。だとしたら私はそのターゲットになったのか?
その上で不合格なら相手の小手先で撃沈である。想像したくないがそう云う事になる。こちらは真剣(実は受験勉強態度はここに記述できないほど不謹慎)相手は小手先。完全にダミだコリャ。

マークシートによる5肢択一形式 50問を120分だった。電工試験は電卓が御法度なので数字嫌いな私の大敵だったのに較べて、PV施工技術者認定試験は電卓OKだったため気分はずいぶんラクだった。
試験開始後、60分経過で退場しても良いとなっていたので、時間経過と共にかなりの受験者が退出していった。
そう云うときは何故か解答が進まずにいる私は焦る。別に焦る事はないのだ余るほど時間があるではないかと、自分に言い聞かせるが退出者が増えるとやはり焦るのである。
建築構造とかの問題はなんとかなるが、ペルチェ効果だとかの問題はサッパリ記憶にない。しかもあれほどELCB 3P3Eだとかのブレーカの知識を覚えたつもりなのに帰宅して調べると3P3Eのところを3P2Eと誤解していたりでやっぱり合否の良い結果には全く自信がない。
制限時間18分前に出来上がったので見直すと、ありゃりゃ、問題用紙には解答してあるがマークシートに反映されてない箇所が3つもあるではないか。あー見直して良かったと内心安堵の一時を過ぎて15分前に退出した。

あとは4月上旬に太陽光発電協会のホームページで合格者の発表があるのでそれを待つばかり。

でもねぇ、8月には家庭の省エネエキスパート検定を受験するつもりだが、こちらは守備範囲がメチャ広いので門前払いの結果になるかも知れぬ。

そして、PV施工技術者認定に辷るわ、省エネエキスパート検定にも辷ると再起不能だ。自己崩壊。

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将来はエネルギーに恵まれた日本

このところメタンハイドレードの採掘ガス化が話題になっているが、海洋に眠るエネルギーはそれだけではない。
もちろん採掘してしまえばなくなるガス等ではなく再生エネでのことであるが、これがまた海洋の表層と深層の温度差で発電すれば1兆Kw(http://p.tl/jVxrより)もの潜在量がある。このエネルギー量は日本の一年間の総消費電力1,083,142GWh(2008年分http://p.tl/eNcpより)をたった一時間で作ってしまう量でもある。
もちろん全世界の海洋における温度差のポテンシャルだろうが、日本は国土が狭いものの海洋面積では6位さらに海容率では4位だとか、太平洋側には広い経済水域を擁し南方の沖ノ鳥島辺りではドン深の低水温高圧力と台風が発生する様な高い表層の温度差はかなりあって2005年当時すでに実験的発電所の建設計画もあったそうな。

一番のポテンシャルが海の温度差発電、次が海流で潮流や波力等がある。どれも日本には活用できるエネルギー源なので今後の技術開発に大いに期待を寄せるが、国内重工業メーカーが開発に注力しているのが頼もしい。

メタンハイドレードの採掘ガス化も独立総合研究所の話では、日本周辺海域でハイドレードが一部気化して海底からメタンの泡が立ち上っている事が確認されている。これは海底地下の減圧などの技術を伴わずともガス回収できる可能性がある。
メタンガスは二酸化炭素の20倍以上も温室効果があるので、自然に海底から気化しているのは好ましくないが、これを回収すれば良いという話である。
しかし、モッタイナイ話であると思う、現下の電力危機の中で大枚はたいて天然ガスを輸入しているかと思えば、片や自然にメタンガス(天然ガス)が使われることなく日本の周辺海域で蒸発しているのである。
曰く海底地下減圧の実証での巨額予算消化の採掘ではなく、既に気化蒸発しているガスを回収するのが、まずムリのない方法かと思う。
あるものから先に使わないのは不良在庫(メタン温室効果の温暖化)を増やしている様なものである。

処で、日経のTech-On!と云うWebページに日本の太陽光発電で半年で4.7GWが認定。過去20年以上の導入量に並ぶと云う記事があったので読んでみた。
それによると、半年間の認定量が過去の累計導入量を超えるのだそうな。さすがに2012年度の買取り42円のパワーはすさまじいものがあると実感、私でさえ実家に働きかけてこのチャンスを活かそうとしたのであるから。
まるで5年前に私の住居に導入の家庭用3.6Kwが、ここに来て実家で事業用12.25Kw導入で過去の導入をはるかに凌ぐ現象がすでに国内で始っている様相で、買取り単価が37.8円/kWhになっても当面は規模拡大が続く。
少なくとも発電原価が24円に低下して買取りはなくなっても一般家庭では太陽光発電を今後も導入するメリットがある。(ある会社の例では19円の数字が出ている)
事業用は将来もスケールメリットが導入を左右するのだろうけど、メガワット級になると逆潮流の変電所受け入れ枠や送電にハードルがあるようで、早く電力会社から送電網を解放されねばならなくなる。

とにかく今は過去になかったエネルギー創出に対する意識の高まりがあることから、周辺技術も百花繚乱でどれがエネルギー問題の解決に一番役立つのか試行錯誤であっても将来にとても頼もしい期待感を抱いている。

私自身は原発に対しては核分裂反対、核融合賛成であるが融合の方はまだ夢の域、なのでなので身近にできる太陽光発電から手を染めている。

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やっと電力会社に申込できた。

吉野での太陽光発電の工事も電力会社に接続待ちの工程までもう少しとなって一段落したので、先日の売電申込した際に書類不備を是正して再度申込に行ってきた。
電力会社の吉野管轄営業所は大和高田ににあるので便利、太子町から車で15分程度で行けるから、書類不備での出直しも気にならない。

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買取り価格の見直しがされる年度越えは絶対に許されない42円が37円になってしまう。
今月中に接続を申し込んでおけば年度を越えても買取り価格は42円でセーフなので、間に合う様にと実は少し焦って申込の書類等を作成したが、これが曲者で提出する書類に電気の設備図面がある。電気回路図を描いた事のないガラス屋にはハードルが高く感じたのである。

電気設備図面をどうしたらよいのやら、暗中模索でとりあえず昨年の電工試験テキストなどを取りだして回路製図の参考にするが、発電全量買取りの設備図面はリクシルエナジーに例が少なく、圧倒的に家庭用の余剰電力買取り対象の図面ばかりが目に留まり、これが求めていた図面って云うのがなく立ち往生した。
仕方なく最も応用できそうな図面を改造して電気の設備図面にコピペしたものを提出してみれば案の定、”この部分は不要。なんでこれが要るの?”って言われて、すんません迷いながら作成したのでと謝る次第。でも電気を買って貰う(毎月電力会社に売る分が数万円に対し、新設の買う分は数百円)のだから何を言われても申込書を受理して貰わなければならない。電力会社様毎度ありがとうございますってね。

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でもあとで受け付けてくれた担当者が、今月に申込みを済ませておけば間違いなく今年度の価格が反映されるので良いですね。と声を掛けてくれたので本当に心から安堵した。

なにはともあれ色々と今回は勉強になったのは事実。電気の設備図面にお客様の署名欄があるが私自身が自宅新築の時もそのような図面を見た事もないし、施工証明として受領を署名した記憶が一度もないので、手元に書面が残っているはずがない。これは仕事場の建替えの時も同様であった。これは一体どうなっているのか?
低圧電気使用申込書の用紙もしかりであるが、これは過去に業者作成の用紙にハンコを押しているはずで、業者任せで記憶にないだけであろう。

この年度末は全量買取りの申込が多いとの事で、接続は4月いっぱいになるかも知れないと電力会社で聞いたが、新年度から買取り価格が下がるため世の中の思いはみんな私と同じなのだろう。
しかし、来年度には買う方の電気料金も上がる気配なので、今年度に間に合わなかったら売る方が下がり買う方が上がると単純に面白くない現象だ。

さて、残すは受電する処までの作業だけである。
しかし、2月1日に国からの設備認定がおりてから出力増強のため軽微変更申請して、かれこれ1ヶ月過ぎるがまだ審査中のままである。この年度末に申請が殺到しているのであろうが待つしか仕方あるまい。

yanekaisyu_03上の写真はパネル面積を増やすために延ばした庇部分、さすがに4尺も張り出すと台風時の暴風とドカ雪での積雪重量が気になるのでパネルラックの縦桟通りに方杖を設けた状態、これで雪や風に対しては気遣いない。

それにしてもパネル設置の日にちは2日程度だったのに対し、屋根の改修には延べで半月ほど掛かり、想定外の手間だった。小屋に収納されていた不要物を処分しながら、足場の確保と物の移動の繰り返しで実際の工事手間より物の片付けや移動に存外の手間暇かかったのだが、これも実家の事とて是非もない事だった。

 

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吉野の実家で太陽光発電工事

去る9日から連続で実家隣接の小屋に事業用太陽光発電設備を設置のため屋根改修の工事に通っていた。
昨日26日ようやく発電パネルの設置までこぎ着けたのでやれやれと云った感じでブログに残す。

余談だが、9日は不思議な事に吉野川上空にツバメが30羽くらい乱舞しているのを目撃したが、翌る日も大工さん達が同様の光景を見て首をひねっていた。(毎朝霜で真っ白け、夜も8時頃には車の屋根が霜で真っ白けにる季節なのにツバメ?)

さて、改修している小屋は私の指揮で21年前に兄弟で協力して建てた物置小屋だが、屋根面積が100㎡余りあってそろそろ屋根材が傷んできたのでメンテナンスの時期になっていたので、屋根改修と共に屋根面の有効利用のため太陽光発電をすることになった。

21年前、素人が建てた小屋にしてはバカでかいが、平成10年に奈良県で風台風の甚大な被害があった時も異常はなく、また平成23年の元旦に積もった30㎝の大雪にも異常はなかった。

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しかし、設備の重量と積雪の重量を足した場合、設置するには屋根を支える構造が弱すぎるので屋根面だけでなく小屋裏構造も大補強をする事になった。

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補強が一段落して、いよいよ25日は発電材料が入荷する2トンロングトラックに満載された資材を降ろした。パネルは当日施工できないため小屋の中に保管して、先ずパネルをセットするための桟を設置するが、さすがに発電パネル49枚分の縦桟と横桟を設置するのは時間が掛かる。

しかも縦桟にすべての荷重が集中するので、メーカー設計の縦桟数は7本だったのを2本増やして9本にした。こうする事によってアルミ縦桟のコストは増えるが、屋根の部分部分に掛かる荷重を少しでも分散させている。 hatuden_koji_01

翌る日の26日はパネルを設置していくが回路配線に注意しながらの作業になる。しかも夕方から雨の天気予報だ。
人力でパネルを屋根に引き上げるのは枚数あるので大変、そこで単館パイプに60Kg揚げのホイストを設置、これでラクラク揚げる事ができた。下で玉掛け作業は私の妻が担当したが、保管場所から出してくるのに少々お疲れになったようだ。
因みにホイストは9年前に購入したものだが、買ったあとで知り合いのオジサンからホイストが要らなくなったので使うのであれば贈呈すると、そんな塩梅で頂いたホイストは仕事場で活躍中、なので長い間お蔵入りのホイストが初活躍の場となった。
しかし、20Kg近いパネルを揚げるのにはホイストが役立って本当に助かった。hatuden_koji_02

お昼頃で約20枚設置したが、このあとがだんだん配線ケーブルが増えてくるのでその日に全部設置するのは少々ハードな作業である。
因みに写真背景の流れは水がきれいに見える吉野川だが近年めっきり水質が悪くなって魚がいなくなってしまってる hatuden_koji_03

配線ケーブルは屋根に穴を二ヶ所明けてパワーコンディショナー毎に分けて通線する。これは外部の屋根面からケーブルを取り込むのが普通だが保護管(耐候性の二層菅)が長年の紫外線の影響で劣化する恐れを危惧しての事である。
こうする事によって電気ケーブルはすべて、屋根の外周からも見えなくなる。別に美観を云うわけではないがこの方がスマートだから。
また所々でケーブルを縛ってあるのは屋根面にケーブルが接触するのを避けるためだが、普通はそこまでこだわる必要はない。しかし、インシュロックを使えば結束が早いがあんなものの耐候性は耐候性を謳って居るものでも知れているので、ガラスゴム(スペーシアの施工の際、溝巾に合わせて剥がした廃棄物)を再利用した。とにかく20年は持たさないといけないのでプラスチックよりも耐候性で優れるガラスゴムになった。
また屋根面にケーブルを接触させない本当の理由は、屋根勾配が緩慢なためケーブルが屋根面に接触しているとその部分にホコリが蓄積し水の流れにも良くないし枯葉が舞い込むともっと良くないので、なるべく屋根面への堆積を避けるための配慮。
どれだけの効果かは不明だが、やらないよりはやった方が良いであろう。 hatuden_koji_04

で、もうあと8枚くらいの設置で終わると云う頃に雨が降り出してきた。例の配線パイプに通線するのも長いケーブルの撚りを戻しての作業がもどかしいが、黄昏で薄暗くなっているので雨で濡れるも発電はしていないだろうから感電の心配はない。
すべての設置作業が終了したのはどっぷり日が暮れて手元の灯りが必要だったが、充電ドライバーにはLEDライトが付いているのでパネル押さえのカバー材取付には投光器も不要で終わった。
それにしても、もう一時間だけ雨が降らなかったら濡れなくて済んだのだが、お天気ばかりは仕方がない。

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