業界紙に紹介される

過去何回か業界紙に紹介されているが、今回2年ぶりの取材だった。
内容はスキャンしたものを掲載したので、ご覧頂くとよい。
取材後の記事を読むと毎回感じるのであるが、記者と云う職業は本当に
脚色が上図だなあと感心するばかり。
私も他人に聞いた話を上手く脚色できたなら、どれほど読みやすくなるかと思う。

だが、書かれている本人は多少の自己顕示欲と恥ずかしさ(脚本が良すぎて実態と違う)の間を行ったり来たりして、内心ではやっぱり掲載される事の恥ずかしさが7割方あって今でも“止めといた方が良かったんとちゃうか”と反省する次第だったりする。
だが一方では公言する事によって、やらねばならない事態に自分を追い込む効果もある。
だから同業者の前例が少ない分野へと前に向かって進めるのだろうと思っている。

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試験合格通知とスペーシア見積り

去る10月8日にこのブログで、家庭の省エネエキスパート検定試験での合否の答え合せで合格をあやふやに確信していたが、28日にWebで合格者の発表があった。
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そして本日、待望の正式な検定合格通知書が届いた。
これが届くまでは、やはり安心ができなかったので心からやれやれといった安堵感と、合格と云う響きを噛みしめている。

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合格は本当にうれしい、この嬉しさは昨年の電気工事士合格以来だ。
PV施工(太陽光発電)の公的資格の取得の時よりもうれしいと感じている。
処が60前のおっさんの記憶力って凄いと自虐的に感心してしまう。
何故かって? 受験内容がどんな事だったか記憶がどんどん霞んでいって、本当にのど元を過ぎれば何とやらと云う形容になっているのが情けない本当に歳だねぇ。

休話閑題
本日、珍しく奈良県橿原市のマンションでペアガラスの引き合いがあって、突合わせFixから特に冷気を感じるのでペアガラスにしたいとの事だった。
通常のペアガラスではサッシの溝巾に納まらないので、すべての面での真空ガラススペーシアの優位性を説明申し上げ、今なら補助制度活用で1/3補助が受けれますとも説明と共に資料をお渡しする。
これからのお見積りだが、さて結果どうなるか?
当店がお請けするマンションでの真空ガラススペーシアへの取替工事は大阪府で圧倒的に多く奈良県では過去数例であることから、ここは実績作りに是非がんばっておかねばならない。

休話閑題
スペーシア現場採寸の帰路途中に仕入れの取引先に立ち寄って材料を引き取ってから、スペーシアの荷さばきの動向やらを話しているついでに件の検定合格の話をしたついでに今度のガラス業界紙特集号に当店が紹介されると触れておいた。
それで、仕入れ先社長の言葉で、『資格認定証の取得だけではなく胸襟に付けるバッチも取得しておかれればいいのでは』とのご進言になんとなく同意したので、資格認定証とバッチの取得申請をすることに決めた。

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国内最高水準の断熱性を実現、スペーシア21

スペーシアの最新製品が日本社より発表されました。
従来からのスペーシア21のLow_E膜の性能改良により、これまでの0.9W/㎡・Kから、さらに0.7/㎡・Kへと熱貫流率が抑えこまれています。
これは性能アップ前では一般複層ガラスの約3.5倍の断熱性能に較べ、新発表の断熱性は約4倍へと向上しています。
昨年スペーシアクールのLow_E膜の性能改良で達成した技術をスペーシア21にも応用したものと見ていますが、それにしても凄い値が叩き出されていますね。

初めて発売された当時は主に東北・北海道をターゲットにした製品であったと思うのですが、世の中の趨勢をみていると今後はそうではなくてパッシブやゼロエネルギーの観点から見ると国内全体で必要な製品になっていきます。

まだまだメーカーでは怠りなく開発は進められていくでしょう。
けれどもこの先の性能向上の達成にはこれまでより大変ハードルが高くなっていきますので、理論的な限界を目標して少しづつ難題をクリアしていく事になるでのしょうけれど。

詳しくは日本社発表の添付画像に性能値等が記載されています。

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ちょっと書きたくなった再エネ・省エネ

去る7日に業界新聞からの取材があった。
前日がhttp://www.hatadagls.com/e-log/save-energy/607.htmlで触れた家庭の省エネエキスパートを受験日だったのでその翌日の取材である。
そして今月は奇しくも本年1月に告示された改定省エネ基準の施行月でもあった。

取材内容は私が奈良県吉野の実家で工事した事業用太陽光発電の事や省エネ関連のリフォームの内容が主だった事で、中でもこれからは地熱の活用が省エネでは非常に有望である事を訴えた。
(因みに吉野での太陽光発電の事は4月頃にこのブログに記述したが4月半ばの発電開始~今月12日までの日照時間の長い約6ヶ月間で累積発電量は8712Kwhを売電メーターは示していた。)

やはり業界はガラスサッシの流通変化を懸念しているのであろうか?
私の様な一人親方のガラス店に取材を向けるくらいだから、世の中の大きな変化のうねりを感ずる。
中でも変化させねばならないのが省エネと再生エネを組み合わせたエネルギーゼロへの住宅や建築物だろうし、再エネ導入はエネルギーの地産地消にも貢献するので日本のエネルギー事情から云っても理に適っている。

日経ビジネスオンラインの http://p.tl/1CuV には、日本の建物はこんなに「燃費」が悪いと云うタイトルで紹介されている記事が興味深い。
そこには
“省エネリフォームは、海外に流出していた20年分の光熱費が職人の手間賃に代わる、最高に効果のある経済対策と言われています。”
とあり、そして
“省エネリフォームに投資した個人は、光熱費削減によって預金利回りよりも高い投資効果を得ています。地域にとって「住宅の省エネ化」とは、低金利で眠らせている個人預金を地域経済活性化に活用する優れたシステムなのです。”
とあります。
これ程、個人の利益や公益に繋がる産業や資本効果は現在の処、ほかの分野では見あたらないので、「住宅の省エネ化」もアベノミクスが叫ばれる昨今にうってつけの国民国家の絶対事業であると思う。

吉野での事例は省エネではなく再エネだが、実際に吉野での発電量からの投資効果はメーカー試算の年間発電量を上回る様相で年間発電量は13000~14000Kwhを予想なので、売電として約54万~58万余を回収できる。
発電システム全体の回収は税込380万の工事費と仮定して7年くらいの見込みである。
それで肝心の吉野実家の省エネはと云うと、いつも使う部屋の天井と床の断熱を東北レベルのものに向上させた。でも残念な事に外皮断熱では壁だけが土壁構造のままで熱貫流を許す結果となっているのが心苦しい。
対象の部屋の窓は既に真空ガラスに全部取り替えてあるだけに外壁が余計に憎らしい。
(平成3年建築当時は田舎大工の田舎建て住宅はまだまだ断熱意識が全くなくて、天井も床も無断熱であった。外壁を断熱化するには壁土を撤去したりと大掛かりなので、現在は気流止めした上で外断熱が可能か考え中)

また自宅の省エネに地熱の活用をしてみたいものである。
地熱の活用によって現在の冷暖房に掛かる電気消費量がかなり落とせるはずだし、ヒートポンプで熱交換しなくても地熱そのものが使えるともっとうれしい。
そうすると、太陽で発電しつつ、太陽熱で温水を作りつつ、地熱を使う。これらは当然だが全部ロハの世界。いやはやロハの響きは只という音で実に良い。

過去のサイト内関連記述
パッシブハウスと云う概念http://www.hatadagls.com/e-log/anna-konna/441.html

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流し台混合水栓の取替え

久し振りに流し台の水栓金具の取替えをやりました。

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古い混合水栓を取外し、新しいものに取り替えるにはシンク下の排水トラップを取外して狭いところに隠されている壁面の止水栓からの作業をやりやすくします。
ところがシンクにネジ止めされている排水トラップの取外しにひどく時間がかかり、プラスチックのリングネジが固着しているため手で力一杯ゆるめても全く緩みませんので、苦肉の策として急遽12㎜合板にリングネジの型取りして形状に切り抜いたものをリングネジ廻しとして作ったのが正解で、このあとの作業は緩めるにしろ締めるにしろ非常に役立ちました。

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15年も前に購入した工具に加え、昨年に買い足した工具等も作業に使い、多能工をやっている私は色々と電気工具やら配管工具やらを揃えないといけなくなっています。
写真にはありませんが、15年前の工具での作業が意外に手間取った事を実感したので、今度はもっと手早くフレキ管のツバ出し端末処理できるものに買い換えないといけない事を実感しました。
しかし、狭くて手の入らないところでの作業は作業の姿勢が確保できず恐ろしく時間が掛かります。

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今回の取替えを機会にシンク下の止水栓から新たに水道配管を分岐して、シンクに穴を新しく空けて混合水栓の横に浄水器専用の蛇口を取付ました。
これで流し台の蛇口利用の自由度をずいぶん高めたのです。

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因みに混合水栓の蛇口はしなやかなフレキシブル管を内蔵しているタイプなので、蛇口を外してホースのように使えるタイプの物です。

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射的銃を分解してみた

もう5年ほど前からまちおこしのイベントに限り露店で射的を出店している。
今年の商工夏祭にも欠かさずに出店したのだが、3丁ある内の1丁が非常にこれが不具合の連続で、途中で注油したりと不発を避けていたが全く発砲しなくなったので分解メンテナンスをすることにした。

3年前にも同様の症状があって、その時は忙しいので東京の購入した業者へメンテナンスで送ったのだが、今年は部品を取り寄せて自分で分解する事にした。
住宅建材等の組立はネジ止めで行なう事が多いので、そういう勝手な思い込みからなんでもかんでもネジを外せば簡単に分解できるだろうと多寡をくくっていたのだが、いざバラしてみるとネジで外れるところは外してその先がどういう風に分解して良いのか悩む事になってしまった。

syateki(実際に分解した写真を記録して再び数年後に悩まなくてすむように注釈も書き込んでおいた。)

銃身本体の分解はどうすれば?で先へ進めなくなったので半月ほど放置していたのだが、今月19日に竹内街道敷設1400年のイベントに出店のためにはもう準備をしなくてはならない。
そのため、再び銃身の分解にトライしてみたら、意外にもすべての要がトリガー止めピンにあった。
ピンを叩きだして抜くと銃身シリンダーの内蔵が出てきた。ワォ、こんなに簡単だったのにどうバラすのか不明だったなんて、なんと云う不覚。
でも部品図にはバラしかたの手順まで記載されてなかったもんね。そりゃ仕方がないってものです。

さすがに組立物はネジを外せばすべて分解できると云う固定概念がここで吹っ飛んだのであります。
もしかしたら住宅建材にもピン止めされているのがあるかも知れないけれど、シャフト抜け防止の割ピンとかよく見るけど、テーパーでもない只の棒ピンなので使用中に抜け落ちないのかなとも思ったが、そんな恐れがあるなら棒ピンを少しくの字に曲げておけば、抜ける事はないと自分の考えに妙に納得。

さて分解するとピストンに該当する皮(動物の皮)が摩耗して油とで泥の様になっていた。
これを新品に取り替えると問題なく発砲できるとの想定の下、部品の取り寄せ電話をすると先に部品を送るので後で銀行振込みしてくれると良いとの事、購入時の記録が販売店に残っていたからだろうなと思いつつ、丁寧な対応に感謝した。

次の日にくろねこメール便の速達で届く。
郵便よりサービス性が良いと感じたのは多分、郵便局の様な杓子定規な事がないからであろう。

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とここまで書いて部品の取替えに掛かるので、記述は一旦中断。

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所用を済ませて再び取替え開始。
元々のピストンの皮3枚を取替えようと思ったが、考え直して一番痛んでいるのを廃棄して、写真のように残した古い皮2枚の間に新しいのを3枚取付けた。
これでシリンダ内の空気圧の漏れが少なくなるだろうとの事から。
組立後の試射では大丈夫だったので、今度の出店では不発はないと思う。

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採風ドアの子障子が上げ下げできない。

先日、河内長野のお客様から勝手口ドアの上げ下げする部分が動かなくなったとの事で、お伺い致しました。
修理対象は平成初期の三協アルミ製品。
たしか、この当時の採風ドアは子障子の外障子内側と内障子外側にラックギアが取付けられていてその間にギアを挟んで動作させていた筈。
内障子の上げ下げを動作すると間に挟まれたギアの回転で外障子の上げ下げが逆連動するものです。
この機構のものはギアに異物が挟まり動かなくなるので、異物を取り除けば元に戻せます。
(異物というのはドア組立の部品ネジが長時間の使用で緩んで脱落して挟まるケースが殆どです。)

その様な予想をしながら、早速ドアを取外し分解作業開始したところ案の定で写真に記録しました。
片方のギアを支えているネジ4本の内が2本脱落、そして2本は緩んでいましたので所定の位置に留めて締め付け直しです。
分解中はすでに脱落している小さいネジがなにかの拍子に地面へ転がって見失う事もあるので、注意しないとなりません。
なくなっている場合や見失った場合に備え代替ネジも常にトラックに積んでないと補修できなくなるため、トラックに常備しています。

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分解時に順序を頭に入れておかないと、組立後に元々のネジや部品が余った等というのは避けなければ再び分解せねばなりませんので注意を払います。

今回はギヤが割れていなかったので、その日に分解修理できましたがもし部品が傷んでいた場合はメーカーに照会して取り寄せる事になります。
製造日からだんだん年数が経過するとネジが緩んだり外れたりもしますが、特にこのタイプの上げ下げドアは上げ下げ時に発生するギヤの振動が原因で、通常サッシの開閉振動よりも明確なギヤピッチによる小刻み振動が大きく作用していると見ています。

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おそらく合格しているかと.....。

去る日曜日に受験の家庭の省エネエキスパート試験の標準解答がホームページ上に発表されたので早速解答を照らし合わせてみた。

正しい解答が示されるその前に
実は合否が気になるので自分の解答の正誤をテキストから裏付けていたのだが、課目Ⅰと課目Ⅱは集中してテキスト査読の功を奏して80点以上を確認していた。
ところが課目Ⅲの住宅の省エネルギーにかかわる問題は関連の仕事に従事している事から、全くテキストを開いていなかった事が見事に反映して回答の正解率が最悪だった。
80点に届いていない。
しかも平成25年 省エネルギー基準等が出題されているので所持している古いテキストには解答が示されていない。
他にも同様に新しいテキストでないと記述されていないと思われる出題についての正誤を裏付けることができない事から最悪は落伍の覚悟をしなければならない。
内心は穏やかではなかったので、どこかに正しい回答例がないかと本日調べていたら公式ページに掲載されていたので、持ち帰った試験問題に書き込んだ自分の解答と照合してみた。
自己の採点と結果は変わらず、課目Ⅰと課目Ⅱはともに80点台をキープ、合否の悪い結果が懸念の課目Ⅲを恐れながら照合の結果、77点と80点を割ったが及第のようである。

公式ページによると、3課目すべてにおいて2/3以上程度得点された方を合格とします。となっているのでマークシートの解答用紙にご記入がない限り合格を確信した。
(しかし、2/3以上程度得点とはねぇ、100点では66点とするのか67点とするのかあいまいだなぁ)

受験者に電力系が郡を抜いて多いのが判る。続いてガス系・石油系の後に建築系となっているが建築系がちょっと少ないように思う。

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これでやっと心が落ち着いた感がするのです。

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久し振りのスペーシア突き合わせ

コーナー出窓の突き合わせFixで久し振りにスペーシアの施工があったので写真と説明を載せておこう。
現場は西宮市の高台で南東方向に梅田都心~大阪湾岸のロケーションが広がり、実に見晴らしの良いお家だった。
スペーシア突き合わせ納まり断面図例
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先ず、古いガラスを撤去しその後にスペーシアを取付けるが、通常のガラス突き合わせはその部分のガラスコバ(切断小口)が変な光り方をするのを避けるため面取り及び断面を平滑に磨いたもので施工するものである。
しかし、スペーシアはそうはできない。
スペーシアのエッジは2枚重ねの段違いのような断面構造であるためコバを平滑にすることが不可能である事と非常にデリケートな真空の封着部を露出させるわけには行かないのでガラスエッジの封着部保護のためカバー材が必須となる。

実際の現場写真①スペーシアを取付けた状態でこれからシーリング等の作業へと進む
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写真②外部にエッジカバーを取付けた後、内側シーリング作業中の状態
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写真③養生テープを外した状態で内部エッジカバー材を取付けるまで
    しばらくシール材を固まらせる
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写真④エッジカバーを取付けた外観の状態
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写真⑤3時間程度放置(他の作業をする)の後、内部エッジカバー材を取付けている状態
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スペーシアの突き合わせ施工は過去4~5例あるのですが、施工中の写真は初めてとなります。
住宅用サッシのコーナー突き合わせは室内からのガラス施工となりますが、通り柱が邪魔でスペーシアの取付けがやりにくい場面で、通常のガラスならエッジがサッシの金属部分に触れても別段気にもなりません。
ところがスペーシアはカラスエッジの封着部を欠けさすと大変な事になりますから、最大限に注意を払いながらの施工となり通り柱を回避しながら、変な角度までガラスを倒しつつ、すこしひねりつつ、しかも施工者も力のいれにくい態勢での取付けに少々腕の疲れと気疲れがあります。
これがビル用ならば柱の存在がないので施工の難度は全然違うものとなりやりやすいのですが.....。
なにはともあれ無事取付け完了。

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第3回 家庭の省エネエキスパートを受験した

 昨年11月の当ブログで触れた家庭の省エネエキスパートを本日、大阪市内で受験してきた。合格率は60%くらいと試験としては簡単な部類だとネットの評価から知ったが、私の合否は不明。

 昨年取り寄せた公式テキストも年度が代わって新しい改訂版テキストが出版されていることを知ったのは8月になってのことだったが、テキストは古いままで受験勉強は9月20日頃からはじめると心に決めていた。
それは長期間に渡っての自習には集中力が持続できない自覚があったので、受験前15日間に集中して知識の習得をしようとの目論見からだった。
しかも課題が3つある内で最後の課題Ⅲは住宅の断熱に関しての出題なので勉強なんてしなくとも業務で否応なく知っておかなくてはならない課題、なので課題Ⅲは自習しないでも自身があった。

 受験者に女性が予想より多い事に少し驚いた。25%くらいはそうだったと思う。昨年受験の電気二種はもっと女性の比率は低かったのだが、やはり実技試験のあるなしだろうかと思ってしまう。

 さて、試験は1課題につき1時間で3課題あって、課題Ⅰが正午より始った。(始って3分ほどで地震を感じたが気のせいか?)
題目はエネルギーの基礎と家庭の省エネとなっている。
内容は国際的に批准された会議の内容であるとか、国内でのエネルギー需要の変遷であるとか、個人としてはあまり馴染みのない内容の課題だ。
解答は ア イ ウ エ の文章から正しいものを選べ、或は誤りを選べとなっているのだが、中には引っ掛け問題とまではいかなくてもややフェイントがあるのではと感ずる出題もある。
しかし、よく文章を読めば早とちりや勘違いの自滅罠に落ちないのだが、時間制限とも相談しながら解答を進めていくと余りゆっくりも解答できない。
3種ある課題のうちで一番苦手の問題が課題Ⅰなので本当に自信のない解答になってしまった。

 省エネに関する法律の成立年代が特にややこしくてまともに記憶できなかった。洞爺湖サミットが何年だったかの記憶より鳩山政権の時との記憶が勝っているのでなかなか正しく記憶できないのである。
また環境ラベルの件でも所詮は従来ガラスや建材についての吹けば飛ぶような知識のみだったのが、テキストではエコデザインやらカーボンフットプリントやらが、ゾロゾロ出てきて実にややこしいのだった。

 課題Ⅰが終り、30分後に課題Ⅱとなる。
この課題Ⅱは題目が機器による省エネルギーと課題Ⅰに較べ少し興味のあった分野なのでやりやすい。
ヒートポンプの省エネは本当にすごいと常々感じていただけにやはり出題されていた。コージェネレーションも機器名と機能が理解できているし、ガス給湯器の潜熱回収も理解できている。
テレビの表示方式や照明器具のHIDランプやLED等はよく解っていると思っていた。
しかし、自分では解っているようでも、出題されると解答の選択に迷うのが多くて、結局正しく強く記憶されてない事が多いと実感した。

 課題Ⅲは全く自習をしていなかったので、制限時間に迫られて少々焦った。
下手すると一番自信のあるところが綻びて不合格になる恐れが大きいのであるが、住宅に関しての過大な自信が実は妄信であるかも知れない。
それは真空ガラスの記述された部分でも危うく間違う処であった事から、前後の文脈をしっかり読まないと、真空ガラスはこうだと誰より解っていても不正解なぶざまなことになってしまう。
さすがに真空ガラスでの不正解は許せない処であるが、公の試験問題に真空ガラスの出題があったのは少しうれしかった。

 合否発表は10月下旬から11月にとの事だが、もう少し早く判らんのかなと思う。
電気二種もすぐに解答が示されて各自で合否判断できたし、太陽光発電の時もそうだった思う。
さらには先月に2日間もカンヅメ講習を受けた架設足場組作業立主任なんかは、とても試験とは言えないような簡単な試験だったが翌る日には合否が判ったのである。
まあ、今回滑って落ちても来年再チャレンジすればイイだけの事なので、高校受験や大学受験に較べれば本当に資格も軽いし、気も軽いが、再チャレンジとなると時間がモッタイナイな。

因みに足場のテキスト写真を掲載しときます。
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