もう5年ほど前からまちおこしのイベントに限り露店で射的を出店している。
今年の商工夏祭にも欠かさずに出店したのだが、3丁ある内の1丁が非常にこれが不具合の連続で、途中で注油したりと不発を避けていたが全く発砲しなくなったので分解メンテナンスをすることにした。
3年前にも同様の症状があって、その時は忙しいので東京の購入した業者へメンテナンスで送ったのだが、今年は部品を取り寄せて自分で分解する事にした。
住宅建材等の組立はネジ止めで行なう事が多いので、そういう勝手な思い込みからなんでもかんでもネジを外せば簡単に分解できるだろうと多寡をくくっていたのだが、いざバラしてみるとネジで外れるところは外してその先がどういう風に分解して良いのか悩む事になってしまった。
(実際に分解した写真を記録して再び数年後に悩まなくてすむように注釈も書き込んでおいた。)
銃身本体の分解はどうすれば?で先へ進めなくなったので半月ほど放置していたのだが、今月19日に竹内街道敷設1400年のイベントに出店のためにはもう準備をしなくてはならない。
そのため、再び銃身の分解にトライしてみたら、意外にもすべての要がトリガー止めピンにあった。
ピンを叩きだして抜くと銃身シリンダーの内蔵が出てきた。ワォ、こんなに簡単だったのにどうバラすのか不明だったなんて、なんと云う不覚。
でも部品図にはバラしかたの手順まで記載されてなかったもんね。そりゃ仕方がないってものです。
さすがに組立物はネジを外せばすべて分解できると云う固定概念がここで吹っ飛んだのであります。
もしかしたら住宅建材にもピン止めされているのがあるかも知れないけれど、シャフト抜け防止の割ピンとかよく見るけど、テーパーでもない只の棒ピンなので使用中に抜け落ちないのかなとも思ったが、そんな恐れがあるなら棒ピンを少しくの字に曲げておけば、抜ける事はないと自分の考えに妙に納得。
さて分解するとピストンに該当する皮(動物の皮)が摩耗して油とで泥の様になっていた。
これを新品に取り替えると問題なく発砲できるとの想定の下、部品の取り寄せ電話をすると先に部品を送るので後で銀行振込みしてくれると良いとの事、購入時の記録が販売店に残っていたからだろうなと思いつつ、丁寧な対応に感謝した。
次の日にくろねこメール便の速達で届く。
郵便よりサービス性が良いと感じたのは多分、郵便局の様な杓子定規な事がないからであろう。
とここまで書いて部品の取替えに掛かるので、記述は一旦中断。
所用を済ませて再び取替え開始。
元々のピストンの皮3枚を取替えようと思ったが、考え直して一番痛んでいるのを廃棄して、写真のように残した古い皮2枚の間に新しいのを3枚取付けた。
これでシリンダ内の空気圧の漏れが少なくなるだろうとの事から。
組立後の試射では大丈夫だったので、今度の出店では不発はないと思う。