スペーシアとクリアFitで

 年も押し迫った昨年末の事、電話があってスペーシアの価格でのご相談でした。概算を申し上げた途端に電話主様は、よそではスペーシアが○◯金額なのですが畑田さんとこはずいぶん金額が違いますね。と仰っいました。

 ○◯金額を延べ㎡で割ってみると、スペーシアで2万円台しかも前半である。あり得ない数字だったのでもう一度、電話の向こうへ品種の明細は?と問いかけますと、やはりスペーシアと書いた見積を頂いたと仰るので、少し思い当たる事がありましたので次の事を申し上げました。

 それは真空ガラスクリアフィットの事ではないですか?
確かに今年6月だったか迄はスペーシアFitの銘柄で販売していたのですが、以降はそれまでのスペーシアSTⅡがスペーシアと呼び名を改称されました。
同時にスペーシアFitはクリアFitに改称されましたので、その事を明示せずに単にスペーシアと記載された可能性がありますので、見積りされた業者にもう一度確認された方が良いと思いますが.....。
で、しばらくやり取りの後、電話を切りました。

 真相はどうなのか明確ではありませんが、もし業者が意図的にクリアFitである事を隠して真空構造であるからスペーシアで通そうとしているならば詐欺的行為になるのですし、逆に6月にあった改称の事を知らずにスペーシアFitをスペーシアとしていたとしても銘柄品種の明示をしていない事はあとで発覚すればどうするのでしょうか?

 真相が不明なままでこの事をこの様に考え表したくないのですが、ひとつの疑惑としてそれが電話主様が意図的にスペーシアFitをスペーシアとしていた事もなきにしもあらずです。

 電話主様がそうあるとしても個人の在り方なので仕方ないのですが、その事が業者の行なう正しくない見積が意図的であれば広く喚起せねばなりません。
ユーザー様の被害だけにとどまらず業界全体の信用失墜にも繋がりかねないからです。すぐに仕入れ先へこういった事例があったと連絡を入れ、注意を促しておきました。
こうしてメーカーにもフィードバックされていって売り手も買い手も全体に注意されれば良いと思うのです。

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ブログサイト移転中

昨年11月にテストでhttp://spacian.hatadagls.com/として設置したブログをhttp://www.hatadagls.com/e-log/にデータベースを移転中ですって言うより、ほぼ移転は終わっているのですが動作の確認に時間が必要だったものですからそれで年末年始の書込みを控えていました。

Mysqlをデーターベースに使うWordPressをサイト内の新しいディレクトリにアップロードし、データベースもコピーしたが、もとのディレクトリ階層と異なるブログサイト移転のためこれが曲者でパーマリンクが望み通り機能してくれない。

一応サイト書換えのプログラムが海外からダウンロードできたため、データーベース内のURLを書換えて見たところデフォルト値のURLで正常に機能するようなので使う事にするが、記事アドレスが見た目に悪いので改善しなければならない。

静的なこれまでのURLはなにかと不具合を見つけやすかったが、データーベースから自動生成されるURLは少し設定が異なるとブログ全てのページでサーバーエラー404の嵐が吹きまくる。これはパーマリンクとプログプログラムとが正しく噛み合っていない事に起因しているのは判っちゃいるが、本当にややこしい。

あれからいろいろ試行錯誤して、結局アパッチサーバーに指示する.htaccessファイルの記述がゴチャゴチャしていたのが悪いと判明し一件落着したが、難儀した分いろいろ勉強になりました。

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河内長野市は隔日2件を小雨でも施工

昨日22日河内長野市南花台で真空ガラス スペーシアを施工。
採寸段階で一人での作業です。との作業案内にご不安を抱かれたのか、お客様が申されるには「以前に工事してもらった窓は4人掛かりだったが一人でも大丈夫ですか?」との仰せ。当初一人で施工の予定だったが、以前に施工されたその窓を見ると4人も必要でなく2人で充分なのになぜか4人掛かりだったとの事だった。
1人での作業時間は6時間程度で終わりますが、2人の場合なら3時間くらいでおわりますと申し上げた。
なんとなくお客様の言葉が引っ掛かり、本来1人での施工予定を2人にした。もちろん人員を増やすのは当方の勝手なので価格に変更はない。
ひとつの部屋にスペーシアのある窓とない窓が存在すると、その性能差が余りにもかけ離れていることが歴然としているため同室窓と台所の総てがスペーシアに取り替えられた。これで結露もなくなるだろう。

さて当日、朝から小雨で真空ガラスをトラックから屋内への取込みも少し濡れるが、幸いにもお客様がガレージを開けて下さりそこで作業させて頂いた。
順調に作業は進んでいたが、飾り窓の開き戸を分解してみるとガラスの入る溝が通常にない断面形状であることが発覚、ガラス溝の外側はフラットで内側は段落ちになっているのだ、その様なサッシは見た事がなかったが、純正グレチャンでは納まらず、急遽シーリング施工に切り替えて施工、納まりの変なサッシはシーリングに限る。(シーリングのテープ貼りよりもバックアップ固定に時間が掛かるが、これも当店の見込み違いなので価格に変更はない。)
予定外のそれが3枚あったので2人で昼1時まで掛かったが、結果的にお客様の1人でも大丈夫ですかのお言葉に少し助けられたような気持ちだった。
小雨のなかでしかも突然予期せぬ納まりである。ハウスメーカーの窓には注意が必要、これまでにも似通った事例があったが、すべてハウスメーカー独自のOEMサッシだった。

もう1件は先だっての18日の施工でやはり河内長野市、こちらは美加の台で朝から雨。幸いにも作業に掛かる頃は雨が上がっていたのであるが、大きい窓なので真空ガラスの取り回しに注意が必要である。
お客様は室内で取替作業して欲しいとの仰せ。でも障子の分解組立で振り回すにはスペーシアが大きくて天井に接触する可能性があったので野外作業を希望し申し上げた。
しかしお客様は室内で作業して欲しいと室内を片付け始めたので、従う事になった。
スペーシアの水平置き組立

で、ご覧の通りスペーシアを水平に置き、障子を組み立てるが、このように一間半2枚建ての幅広で高さも2mほどのスペーシアの水平置きはやはり恐い。
恐いって言うより、このような作業は初めての事であるから、なんだかメチャクチャ気を遣う。シーリング納まりなのでバックアップを適正に詰めて障子を建て込んでもスペーシアが動かないところまで固定するのだが、やはり水平作業は慣れていないのでやりにくい。
関東方面の施行中写真をWebページで見た事があるが、向こうの業者は折り畳み作業台を現場へ持込みその上でガラスを水平に置いて障子にガラスをセットしている様子があったが、およそ関西では見た事のない取替風景になった。

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真空ガラスのスペーシア幟

町内の現場にてスペーシアの取り替え工事、トラックに”結露と節電・窓ガラスで解決”お馴染みのフレーズが印刷された幟(のぼり)を立ててみた。
同行の職人さんは「そこまでするのなら、幟の下にご自由にお持ち下さいとチラシを置いておくべき」とアドバイスがあったが、用意できていなかったのでチラシは断念した。
ガラス積載の馬に高々と掲げた幟は冬の季節風に勢いよくパタパタとはためいているが、静かな住宅街で人通りも少ないので衆目の的にはならないが、これはやはり薄型ペアガラスで高性能の真空ガラス スペーシアを普及させる意気込みを自らに示すための旗印でもある。
スペーシア幟
午後から施工開始2階の居室総ての窓が取替対象で、作業の合間に撮影を忘れてはいけないので撮ったが、午後4時前でもお日様はもうずいぶん傾いた印象で、カメラフラッシュの光に窓・ガラスの反射文字が浮び上がっている。
日が短くて少し早い日の暮れで想い出した事が柚風呂に入る冬至だった。
工事は昨日だったのでこれを書いている今日は冬至だ。今夜は柚風呂に入って運を上昇させよう。

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抗菌・抗ウイルス性光触媒ガラスを新発売

仕入れ先よりメールで情報が届いたので転載。

日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO 吉川恵治)は、本年10月11日
に開発完了のプレスリリースをいたしました抗菌・抗ウイルス性光触媒ガラスを、商品名「ウイル
スクリーン™」として発売することといたしましたので、お知らせいたします。
「ウイルスクリーン™」は、当社独自のオンラインCVD製法による酸化チタン光触媒膜付ガラス
をベースに、さらにスパッタリング製法により銅系化合物を形成させて複合化した膜をコーティン
グしたガラスです。酸化チタンの光触媒機能である有機物分解活性に加えて、銅系酸化物による抗
ウイルス活性を合わせ持ち、99%以上*1のウイルスを低減いたします。併せて、室内光でもその
光触媒効果を発揮する「可視光応答型」となっており、室内でのご使用でも有効となります。
近年、インフルエンザ等の流行により、生活者の感染予防対策に関するニーズが高まっています。
このような社会ニーズを受け、様々な抗菌加工製品が発売され市場が拡大しています。
1. 商品名 : 抗菌・抗ウイルス性光触媒ガラス「ウイルスクリーン™」
2. 商品の特長
① 優れた抗ウイルス性能
ガラス表面に付着したQβファージ(インフルエンザウイルス相当)の99%以上*1を低減
する効果が認められます。(*1 :当社Lab評価による。)
② 優れた抗菌・抗かび性能
大腸菌、黄色ブドウ菌などの細菌や黒かびに対しても、紫外光照射が無くても高い抗菌・
抗かび性があります。
③ 可視光応答型
光触媒は、紫外光(屋外の光)により効果を発揮する「紫外光応答型」が一般的ですが、
「ウイルスクリーン™」は感度の高い「可視光応答型」であるため、可視光(室内光)で、
抗ウイルス性を発揮します。
④ 一般ガラスと遜色ない透明性
可視光透過率、反射率は一般ガラスとほとんど変わりません。
3. 発売開始時期
2012年12月25日(火)より受注開始

PDFの説明案内はvirus_clean_gllas

ウィルス・抗菌板ガラス

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アルミサッシと樹脂サッシと熱伝導ETC.

アルミサッシが一般住宅に本格普及しだしたのは昭和45年以降くらいだろうか。
以来、日本の住宅では、否それに限らず建築物の窓と云えば、アルミ建材で構成されたサッシ(窓枠)がスタンダードな姿。
もちろん伝統技術の重んじる古風なこだわりを持つ意匠の外装窓としての木製建具等は新築では稀少なまで見かけなくなったが、なくなった事ではないと思う。
当店でも新築現場で尾州桧で製作された縁側の防寒引戸などへのガラス工事はここ10年くらいは1件たりとも見受けた事がない。
室内建具の雪見障子へのガラス取付は年に数件あるものの往年の比ではなく、逆に板ガラスメーカーは並ガラスをいつまで生産継続するのか不安になる事がある。

社会構造の変転は住居にも現れ、昔ながらの住宅は顧みられなくなり、極めて合理的な住居が求められるようになった。
合理的な住居には大手メーカーの建材が多用されるが、なぜかアルミサッシだけは不合理なまま採用され続けているのはこの国で不思議な事だと思う。
アルミニウムほど熱伝導の優れた材料を未だに窓に採用するのはいつまでも表面が汚損せず美観を保てるというのが最大の要因であろう。
しかし、昨今の省エネルギー潮流には全く逆行する姿である。
と云って、外装窓での樹脂サッシは心理的に抵抗があるのはなぜだろうか?それは多分、想像するに窓材表面の経年劣化や変色を避けたいからであろう。
その様な考えの中、特にアルミの熱伝導率は200W/㎡Kに較べ塩ビ樹脂なら0.17W/㎡Kと本当に桁違いの値なのにと、その差にビックリもした。
でも、個人的には外装の10年程度経過した樹脂製ドア等をメンテナンスするとやはり表面の風合いがプラスチックそのものなので性能が良くても安っぽく見えてしまう。

窓建材として、アルミの様に美観が永続し、尚かつ樹脂の様に省エネルギーにとても役立つと云った材料の開発が望まれるが、所詮アルミ屋はアルミを売らないといけないから仕方がないのであろう。
でも考えると、木材にエポキシ樹脂含浸させた材料なら凄く木材の風合いを損なわず長持ちしそうで、しかも熱伝導率の低さで良い材料が開発できると思うのであるが。
または昨今のアルミサッシ玄関などに多用されはじめた耐候性のよい木目調フィルムなども活用できるのではないか、安っぽく感じる塩ビ樹脂の外装枠に玄関に採用されている様な木目調フィルムを装着した窓建材などはないのかしらと、思う。
結局は窓にもっと木材の風合いが再認識され始める様になると、高強度が期待のエポキシ含浸の木製サッシになるか、成形加工のしやすさから樹脂に高耐侯性能がある木調フィルムの装着品が今後において普及する可能性がある。(いずれも防火地域には向かないが)
但し、木製サッシは旧態依然とした建具製造工場では製造できないだろう。それは旧来の和洋建具の製造工程から離れないといけないし、特に窓枠と障子のセット化を求められ尚かつ高気密と高水密の性能が必要な現在、やはり大手メーカーの窓建材の開発に委ねられるのだろうけれど、少しは外装窓の脱アルミでもいわゆる窓メーカーは社会責任を果たすべきだろう。

ところで一番最近のサッシ工事は前述からすればなんとも皮肉な事で木製建具から熱伝導の優れたアルミサッシへの取替だったが、お客様は木製建具の気密性の悪さから発生するすきま風を防ぐのが目的だったので、熱伝導云々の講釈どころではないレベルの事だった。
因みにサッシ取替では何年振りになるか忘れるほどアップロードしていなかったので超ひさしぶりに施工例を掲載した。
http://www.hatadagls.com/alumistusi/torikae/torikae_rei_07.html

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久し振りのガラスパテのハツリ

昨日は真美ヶ丘経由で京都宇治へスペーシアの現調採寸に行ってスペーシアは何事もなくすんなりご契約下さった。
先にお伺いした真美ヶ丘のお客様はスペーシアを効果実力を信奉?されている方で、一昨日のお客様をご紹介下さったお礼にお伺いすると、「私の家はスペーシアの窓モデルとしていつでも見にきてもらっていいのよ。」
数あるお客様の中でもここまで当店に対して仰って下さるお客様は過去に例がなく、本当に有難いお言葉を頂戴した。
もちろん真美ヶ丘でスペーシアのお問い合せがあれば、せっかくのお言葉なので活用させて頂きますと即答、ホント心から湧き上がるうれしさだった。

京奈和道を往復したが、宇治迄は真美ヶ丘から片道1時間27分くらいだった。宇治のお客様はお年を召した母親の部屋を少しでも暖かく室温が逃げないようにして上げたいと仰っていた。
心が温まる親への思いが伝わるイイ話、私も見習わなくては。
そう云えば先月の大和高田のお客様も母親の部屋が寒くならないようにとスペーシアをご採用下さったのだった。
実はお年寄りにも防寒ガラスとしてのご依頼もこうしてあるので、社会にはもっとスペーシアを知ってもらわなければと思う。

さて、ガラス補修で久し振りのパテハツリを行なってきた。隣町の中学校からのご依頼だ。
現在はコンプレッサーを現場に持込みエアチッパーでパテをはつるので600×800位のガラス廻りなら10分も掛からないが、マイナスドライバと金槌で手作業するよりもよく飛散する。
無垢の板ガラスより網入りガラスの方がガラスが外れにくいが、エアチッパーならそれもお構いなく作業は早い。
足元の養生は飛散物の回収と清掃のため扉内外に比較的ひろく敷くが、はつる作業に較べ学校の長い廊下を台車で工具積載移動やそういった養生に時間が掛かる。
想い出せば昔は学校のガラス修理と云えばパテハツリがつきもので、総て手作業だったので大変手間暇かかるのであまり鉄枠の窓ガラスが割れていない様、願っていたりしたものだ。
使っているコンプレッサーはタンクは小さいが43気圧までの圧力貯蔵の高圧タイプなのでコンパクトで軽量なくせに結構エアの持続力があるので使い勝手が良い。

エアでガラスパテをハツル工具

もう6年~7年くらいになるがヤフオクで新品が安く競り落とせた代物だが、これが超役に立っている10日ほど前にも妻の実家でプラズマカッタで鉄やアルミの構造物を連続して切断する作業があったが、非常に役立った。
こういうエア工具を使っていると電動工具はお蔵入りになる事もある。

軽量なのに力強いコンプレッサ

ガラスのパテハツリはエアチッパー導入前は電動ケレンで作業していたが、ハツリ能力が全く違う。月とスッポンと云う言葉があるがそれが当てはまるのである。
その結果、電動ケレン遂にお蔵入りとなった。もう使う事がないので1円オークションにでも出そかしら、捨てるのも冥加に悪いので。

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クリアバンポンという商品名

当店ではながらくスペーシアお買上のお客様に特製のオリジナルなガラス製マウスパットを差し上げている。
それを製作するときに先ず彫刻が必要な場合は先にガラス裏面に彫刻してから、そのクリアバンポンと云うのを貼りつけるのだが、そろそろ在庫がなくなってきたので、仕入れようと思ったら以前の仕入先は倒産していたので違うところで仕入れるのだが、さて商品名が不明なのでWebでも検索のしようがないし、あまりホームセンターなどで見かけた事もないのでどうしようかと思ったが、以前の仕入れ先伝票が保管されているはずだから6年前の帳票類を調べてみたら、判明した3Mの製品でクリアバンポンと云うらしい。

さっそく建具金物専門の仕入れ先に問い合わせれば、在庫があるので明日届けられるとの事でほっとした。
用途はいろいろだが、主に机などに置く物の滑り止めであったり、或いはテーブルにキズが着かないように硬い物の底面に使ったり、またはキャビネット扉の被せヒンジ使用時の戸当りだったりと、身近でわりかた良く利用されているみたい。
因みにオリジナルなガラス製マウスパットの案内ページは
http://www.hatadagls.com/spacia/spacia_present.html
これまでお客様の中には絵の上手な方がおられ、サンドブラスト彫刻に適した2㎜巾での線画を描かれたものを彫刻した事も。
また海の好きなお客様は錨マークをピアノが好きなお客様はオタマジャクシをそれぞれのご所望に応じてガラスにあしらう事は単にネーム入れだけでなくもっと記念になるのです。

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真美ヶ丘でご紹介いただきました。

明日、紹介して下さった真美ヶ丘のお客様宅へお礼に参上すべく予定。
道中、香芝市五位堂の別のお客様宅へ先にお伺いするが、窓断熱をスペーシアになさるか内窓になさるかでそれぞれの利点を進言する心づもりである。
お二方のお客様宅を訪問後、その足で京都は宇治へ真空ガラスの現調採寸に向かうが、先方のお客様は昨年末にお問い合せがあり、価格のご案内はしたもものそのままになっていた。
ところが本日夕刻に連絡があって、電話での概算見積にご了解して頂き明日お伺いする次第となった。

このところスペーシアのご契約は2~3件連続して決まり、その後また問い合わせの音沙汰がなくなり、突然また複数の件数が決まるといった具合である。
需要期ではあるが、妙な偏りを感じるので、今月は全部で6件くらいの施工を予想するが、中でも明日の発注分は年内工事が微妙な状況なのだが、本日の発注で28日入荷であるから、たぶん明日の発注分は年内ムリだろう少し残念、しかし卸問屋が入荷日に一日余裕を持たせる事があるので、本当に微妙。
この月後半に施工が偏っているので、全体にアンバランスを感じる。

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奈良市でメーカーも取替不可と答えた真空ガラス施工

平成22年の事だったが、奈良市佐保台住宅地でのお客様宅で大型テラス窓2枚建約6㎡をスペーシアに取替えた工事の例を記録しておこうと思う。
この年は何故か奈良市や生駒市での施工がこれまでより多かったが、本現場は問題の大型テラス窓を含め他に約16㎡余りあり都合22㎡余りの延べ面積になった。
お客様によれば、大型テラス窓は以前に他の業者にも見てもらったが取替えできないと言われたと仰られ、これが出来ないのなら真空ガラスに取替える値打ちがないとの事で、他の窓の取替えの前提条件として大型テラス窓の取替が必須であると仰られた。

確かにあまり見た事のないサッシだなぁどこのメーカーだろうと調べていたら、なんと日本板硝子の製品でタフライトワイドテラスではないか。
換気框にトステム製品を転用していたのでトステムだろうか?でも戸当り框が枠に全部隠れるようなサッシはトステムにあったかなぁ?と、思いながらふとクレセントに目をやるとこれまた特長ある形状で、よく見るとNIPPON SHEET GLLASとあるではないか。

なぜ他の業者は取替不可と言ったのだろうか?とりあえず電話で仕入れ先を通じて日本板硝子に問い合わせてもらうが、解答は取替えできないとかスゲない答えだった。
これが出来ないのなら延べ22㎡がフイになるし、現調採寸で奈良市までの遠征がムダになる。そしてなによりもお客様の望みを叶えられない事になるので、もう一度よーく調べて方法を検討すると一番の問題はガラスにメタルタッチしている大型引手だったので、これを取り外しての使用なら障害はなくなるので取替可能だ。

早速、お客様に「メーカーも不可とは言っておりますが、なぜ不可なのか明確な理由がありません。でも調べる限り引手を残しての取替が不可で引手を取り払えば取替可能になります。従いまして引手がなくなりますので外障子の開閉が少し不自由になりますが内障子は縦框を持って頂ければ開閉できますし、外障子も少し手間を掛けて頂ければ開閉できます。」との説明を申し上げるとご理解下さった。

施工は2回に分ける事にした。
現調での採寸は一人である。しかし問題の大型テラス窓のガラス納まりを詳細に検討しようと思えば一度取り外して分解確認をしないといけない。
ところが二人掛かりでないと障子が重く大きすぎて外せないからだ。
本来は一日ですべての施工を終えたいし、お客様もそうであろうと思うが、なにせ他の業者も出来ないと諦めた窓やメーカーも否定した事など事情が事情だけに、その場で判断した事を「大型テラス窓2枚を残し施工のしやすい窓を先行してスペーシア取替えの時に二人で分解して、より安全な納まり確認致します。」と申し上げた。

左からクレセント・メタルタッチになるクレセント・タテ框

先行の施工はグレチャン付きだし二人なので昼過ぎに終り、かの大きなテラス障子を外して分解してみると、ガラスの呑み込みも充分確保できる様だ。
溝巾も見た目より広く10㎜だったのでシーリング施工でガラスは支持できるので、安心して採寸した。
さて引手を外してみるとバネで常にガラス側に接触する構造になっていた。これがスペーシアにとって一番の敵なので施工時に撤去となる。

ワイドテラスにスペーシア施工中

後日、その大きなスペーシアを取り替える。グレチャン付きならそれほど気を遣わないが、ガラスエッジがビニールテープで保護されているだけなので非常に気を遣う。そう真空ガラスはガラスエッジが心臓というか急所なのでここを傷めると全てがパー、オジャンになる。
しかも透明のビニールテープをめくってみると流通時の取扱が悪いのかエッジにクラックが入っている事もあるのを知らずに取り替えると大変な事になるので、どうしてもよく確認しながらの作業は慎重となる。ガラスエッジに異常がない事を確認して障子にスペーシアを組み込み、建て込んでシーリング施工をするとこれで完成。

やれやれとようやく終わったが、思い返すとこの施工例は他の業者が出来ないと云って諦めたので、当店に廻ってきたが同じ様にメーカーにも否定された時点で尻尾を巻いていれば、ここに記述することもなかったであろうし、何よりも良い経験をさせて頂いたと、心よりお客様に感謝申し上げる次第。

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