サーモグラフィで外皮温度を視覚化

サーモグラフィを導入しました。
【FLIR(フリアー)】コンパクトサーモグラフィカメラ C2 と言う製品で、ポケットにおさまるパワフルなサーモグラフィカメラです。
アメリカのメーカーでサーモグラフィと言えばFLIRしか知りませんし、専業メーカーのようです。
最近はスマホの画面に映し出される製品もあるようですが、ウーン何となく性能が軽い感覚になるので専用機器の方が良いようにも思うのは私だけだろうか?
性能を左右するのは撮像素子でCMOSなんかが大変進化している様です。
中でもサーモグラフィは面積マトリックスの格子一つ一つで温度計測するものですから撮像素子面積が広がれば広がるほど高価な装置になります。
今回の製品は税込10万弱で入手しましたが、同社製品で税込7万チョイくらいのが最低価格の製品としてあり、それは従来品を値下げした模様かな?でも握りバーがあって図体の割りに画面が小さく、やはり今回のタッチパル式が気に入りました。
私が導入したこの製品は画面タッチパネルの方式ですから、かなりコンパクトでそのわりに画面もそこそこの大きさがありますので見やすいです。

サーモグラフィ (7)

この冬一番のしかも数十年振りの強烈な寒波で、なんと奄美大島では115年振りの平地ミゾレで高所では雪だったとかの寒い日に撮影しました。
上の写真では画面の最も高温な場所が21°Cで最も低いところが-2°と表示されています。
21°Cはベルトサンダーのモーター廃熱か体温で、-2°は外気に面したアルミ建具の左下付近ですが、外はもう少し気温が低いかも知れません。
但しアルミは熱伝導が凄く良いのでその差は1°Cもないかもしれない。
ジェットヒーターで暖を取るのですが夜9時頃は寒いです。

サーモグラフィ (12)

さすがにジェットヒーターの吹き出し付近は180°Cの表示がありますが、本当はもっと高いはずで、それ以上は計測しないのでしょう。
ジェットヒーターの奥は板ガラスの収納部分で、画像の真ん中に丸い円形の囲いの部分が収納の下部温度1.5°Cの値が画面左上に表示されています。
また最も低いところは表面温度-0.9°Cと屋内なのに信じられないくらい気温が低い日でした。
これはジェットヒーターに点火して10分くらいしか経過していないので、質量のあるガラスとか鉄骨なんかはすぐに暖まらないからでしょう。

サーモグラフィ (2)

この時間に板ガラスのコバ磨きをしているのは、私の息子です。遠方から私の弟が明日使うので急遽、こしらえて欲しいとの事での作業です。
加工している板ガラスは研磨される摩擦熱で建具のガラスとの温度差が大きくなっています。

これで断熱工事の際、どこから熱が逃げているか一目瞭然となりますし、雨漏りやなんかにもその温度差が現れますから使えそうです。
真空ガラス スペーシアの施工前と施工後のガラス表面温度がお客様にもよく理解していただけるでしょう。

spaciadesuyan の紹介

2012年11月開設のこのブログ主は1955年生まれのオッちゃんです。 1999年から続いている当店のWebページはhttp://www.hatadagls.com/で HTMLとPHPの併用ですべて自身で編集していますが、ホームページ運営も時代の変化について行けず そのため今じゃ陳腐化が否めません。 ブログは2004年以来の事で、当時は簡易なブログを開設したのですが、 連日多量のスパムリンクの書込みに閉口して、約半月で閉鎖以来ブログから遠ざかっていました。 取得した公的資格は、二級ガラス技能士・バルコニー施工・第二種電気工事士・PV施工技術者認定・家庭の省エネエキスパート・ガス機器設置スペシャリスト・足場の組み立て等作業主任者等、メーカー認定は真空ガラス スペーシア(日本板硝子)・窓シャッター電動化(ソムフィ)・SR工法工事士(三協立山アルミ)・ソーラー施工士(リクシルエナジー)その他等々、です。 趣味はガラスサンドブラストやレーザーマシンによる加工などがあります。 因みに創業は1982年9月で、かれこれ30年を越えました。
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