現在使っているパナソニックのインパクトとドリル切り替え式コードレスドライバはこれまで二丁を使い分けていた物が一丁で済むスグレモノで14.4V3.3Ahの電池容量も使い応えがあるもので重宝している工具だった。
ところが吉野の実家でPV設置の小屋裏補強で120㎜のステンレスコースレッドを連続してねじ込んで、最終工事になった頃にコードレスドライバから異音がする様になった。
最初は余り気にならなかったが、段々その異音が大きくなってきた。特に回転力の低下とはなくて普通に使用出来るのだが、ベアリングが逝かれたようなカラカラと鳴る異音は気になるので修理に出す事に。
橿原の建デポに行ったついでに修理依頼したが、修理の間コードレスドライバがなければ仕事にならないので、オモチャみたいなのを一丁その場で買った。10.8V電池容量は1.3Ahで心許ないが修理が上がってくるまでのつなぎなので贅沢は言えないし、何と言っても価格が9500円程度だったので、使い捨てにはもったいないけれど買った。
余りにも軽く頼りない感じなので大丈夫かと思ったが、意外に使える。過去にマキタのインパクトは弾かれて弾かれてネジ止めの対象物製品にキズがつくので日立に乗り換えた経緯から同社のインパクトは見下していたのだが、考え方を改める事にした。
それはインパクトの食付きがよく過去にイヤな目にあった様に弾かれる事がないので今回の事実にウソのように安心したが、やはり力がない。とは云うもののインパクトなので少し気を抜くと締結しているアルミサッシの組立ビスの首が飛んでしまう。
かと言って弱含みに加減すると締結不足になりアルミ製品の組立強度不足やタテ枠ヨコ枠接合部の漏水に繋がるので恐い。仕方なく加減して締結後、手回しドライバーで締り不足を確認する事になる。
これを買った翌日くらいに真空ガラス スペーシアクールを3枚取替えに行ったが、障子のビスは軽く止めて最後は手で締め付け確認した。
手軽に使えそうなのでネットで電池を探してみたら、チャイナ製の互換品で容量が1.5Ahと少し大きな物があったので二本取り寄せて、インパクトドライバに装着して動作を試したところ特に問題はない様であった。
修理から戻ってきたパナソニックコードレスドライバに添えられていた取り替えられた部品類、どこが不具合なのか判別できないが、製品は直っていた。
コースレッドのように焼の入ったビスやネジはインパクトに合うが、アルミサッシ組立のタッピングビスはステンレスのナマなので柔らかくてすぐに首がちぎれてしまう。なのでインパクトではなくドライバーモードにすると頭の十字がナメ易いためこちらも注意が必要。
ガラスの取替えに行った際、頭の舐めたビスに遭遇すると分解場所を変えてビスをゆるめるが、1枚の障子で二本以上そうなっていたら最悪のケースである。とにかく苦労してビスを取り除きガラスの装着が済むと元のビスは使用不能なので新しいビスに交換することになる。(メンテ用に各種サッシ用ビスは常備としてトラックに積載している)