昨日22日河内長野市南花台で真空ガラス スペーシアを施工。
採寸段階で一人での作業です。との作業案内にご不安を抱かれたのか、お客様が申されるには「以前に工事してもらった窓は4人掛かりだったが一人でも大丈夫ですか?」との仰せ。当初一人で施工の予定だったが、以前に施工されたその窓を見ると4人も必要でなく2人で充分なのになぜか4人掛かりだったとの事だった。
1人での作業時間は6時間程度で終わりますが、2人の場合なら3時間くらいでおわりますと申し上げた。
なんとなくお客様の言葉が引っ掛かり、本来1人での施工予定を2人にした。もちろん人員を増やすのは当方の勝手なので価格に変更はない。
ひとつの部屋にスペーシアのある窓とない窓が存在すると、その性能差が余りにもかけ離れていることが歴然としているため同室窓と台所の総てがスペーシアに取り替えられた。これで結露もなくなるだろう。
さて当日、朝から小雨で真空ガラスをトラックから屋内への取込みも少し濡れるが、幸いにもお客様がガレージを開けて下さりそこで作業させて頂いた。
順調に作業は進んでいたが、飾り窓の開き戸を分解してみるとガラスの入る溝が通常にない断面形状であることが発覚、ガラス溝の外側はフラットで内側は段落ちになっているのだ、その様なサッシは見た事がなかったが、純正グレチャンでは納まらず、急遽シーリング施工に切り替えて施工、納まりの変なサッシはシーリングに限る。(シーリングのテープ貼りよりもバックアップ固定に時間が掛かるが、これも当店の見込み違いなので価格に変更はない。)
予定外のそれが3枚あったので2人で昼1時まで掛かったが、結果的にお客様の1人でも大丈夫ですかのお言葉に少し助けられたような気持ちだった。
小雨のなかでしかも突然予期せぬ納まりである。ハウスメーカーの窓には注意が必要、これまでにも似通った事例があったが、すべてハウスメーカー独自のOEMサッシだった。
もう1件は先だっての18日の施工でやはり河内長野市、こちらは美加の台で朝から雨。幸いにも作業に掛かる頃は雨が上がっていたのであるが、大きい窓なので真空ガラスの取り回しに注意が必要である。
お客様は室内で取替作業して欲しいとの仰せ。でも障子の分解組立で振り回すにはスペーシアが大きくて天井に接触する可能性があったので野外作業を希望し申し上げた。
しかしお客様は室内で作業して欲しいと室内を片付け始めたので、従う事になった。
で、ご覧の通りスペーシアを水平に置き、障子を組み立てるが、このように一間半2枚建ての幅広で高さも2mほどのスペーシアの水平置きはやはり恐い。
恐いって言うより、このような作業は初めての事であるから、なんだかメチャクチャ気を遣う。シーリング納まりなのでバックアップを適正に詰めて障子を建て込んでもスペーシアが動かないところまで固定するのだが、やはり水平作業は慣れていないのでやりにくい。
関東方面の施行中写真をWebページで見た事があるが、向こうの業者は折り畳み作業台を現場へ持込みその上でガラスを水平に置いて障子にガラスをセットしている様子があったが、およそ関西では見た事のない取替風景になった。