一年ぶりのスペーシア突き合わせ施工。
スペーシアの突き合わせには気を遣います。
なぜかと申しますと、特に真夏真冬は室内外の温度差が大きく熱反りが発生しやすくなるので、とても注意を払うのです。
引っ越し前の冷暖房が入っていない場合は熱反りは緩和されますが、そうであっても夏の直射日光による熱は特に怖いのです。
また居住中のお部屋で冷暖房を入れているその窓で突き合わせがあると、やはり非常に注意を払います。
施工したスペーシアの内外温度差によるガラス板反りのためコーナー接着のシーリング材が硬化する前に切れる(ヒビ割れる)可能があります。
切れなくても硬化促進中にシーリングが変形すると強度不足になりますし、表面仕上がりに影響が出ますので気にしています。
それにスペーシアの熱反りを抑制しないと突き合わせ部分のコーナー出面が揃いません。
いくらスペーシアのエッジ保護にアルミアングルを装着するとしても問題は残るのですから、シーリング材の接着硬化終了までは熱ぞりの抑制が必要となります。
今回の施工例写真は室内外の寒暖差が大きく熱反りを抑えこんでの突き合わせ施工、しかも一窓で両サイドが付き合わせ。
下の施工写真は、一年前の1月に施工中の工程で割と大きな突き合わせですが、お客様が入居前だったため暖房がされてない環境で、室内外の寒暖差が少なかったので、熱ぞりの心配がありませんでした。
この写真には施工証明に使うホワイトボードも一緒に写っていますのは、SIIの高性能住宅建材導入促進補助事業に申請するためのもの。
補助事業は国指定の機関事業者が審査するのですが、施工写真には建物全景・施工前・開梱作業・施工中・施工後のものがそれぞれの該当窓に必要でした。
写真を撮るにも一覧表作成して撮影管理しなければ、窓が多い場合には複数の職人さんが各窓に分散施工のため、どの窓のどの過程の写真まで撮影したのか解らなくなるのを防げないのです。
そうして用意周到に準備の上、施工~申請へとプロセスを進めて完璧に補助金はお施主様の元へ振り込まれます。
当店では補助金振り込みの有無は知ることができませんので、お客様に入金確認のあとお知らせ下さいと申し上げています。
そうしないと当店としても完璧に全課程を修了したことにならないからです。
同補助金は2015年は2件の活用がありましたが、いずれもお客様は事業そのものをご存じなくて当店よりのご案内で工事費三分の一補助ですから、当店をお選びになられたお客様は相当なお買い得情報に接したことになります。
もちろんのことですが、申請に関して郵送その他掛かる実費以外はすべて申請書作りは無償です。
第一弾として前回突き合わせ施工のブログ紹介はこちら、http://www.hatadagls.com/e-log/vacuum-spacia/617.html