日本板硝子がスペーシアの需要好調で生産設備を増強するそうです。
当店では10年以上前から真空ガラスの性能に着目して販売努力を進めてきましたが、やっと社会認知されてきたのでしょうか。
良い製品が認められるのはもっともなことですが、独占製造販売のため板ガラス協会(メーカー業界)での扱いは他社に遠慮して大きくなかったのです。
しかし、メーカー並びに販売店の努力がやっと報われる様になったと少しうれしく思います。
明日は八尾市にスペーシアクールの工事です。
リビングのテラス窓3ヶ処ですが、北面が2ヶ処・東面が1ヶ処となっています。
採寸に際して、スペーシアクールは遮熱タイプなのですがその断熱性の高さはスペーシア熱貫流値1.4に対しスペーシアクールは1.2とさらに断熱性が向上しています。
そのため北面は遮熱不要の筈がその効果的な断熱性の観点からお客様にお勧めしたのです。
昨日、奈良県橿原市のお客様の物件で“既築住宅における高性能建材導入促進事業”の補助を受けるべく書類作成して投函しました。
これはマンションにお住いのお客様にはハードルが低いためメリットが大きいと言えますが、戸建てのお客様にはハードルが高いですね。
ただし、申請期限があと一週間であることや審査に約1ヶ月も掛かることから審査通過後にスペーシアの発注で工事期限1月15日に間に合うかが気掛かりです。
作成書類も多いのですが、それよりも年末年始に掛かりますことから、審査結果が12月25日以降ならスペーシアの製造が間に合うのかしらと恐れています。
まぁ人事を尽くして天命を待つということ意外なにも考えられません。
補助事業でそう云えば、この様なメールを業界関係者から受信しましたので転載です。
>高性能建材補助金ですが、SIIの審査が厳しく、皆さん苦労されているようです。
>販売価格を定価の3割引きと想定しているらしく、見積もりが高いとなぜ高いのか
>指摘され、押し問答になるようです。
>法外に高いなら別ですが、エンドユーザーが了承している販売価格にまで口出し
>するのは問題だと思います。
>一般住宅の省エネ化のために、消費者が利用しやすくすることは大事ですが、
>あまりにもハードルが高いと利用する業者がいなくなり、元も子もないと思うのですが。
まったく同感ですが、景気回復で緩やかなインフレを目指す政府の意向とは逆行の事態です。
しょせんはお役人様の息が掛かった連中の考える事、自分たちの業績が全うできれば業者の利益なんかどうでも良いのでしょう。
それが証拠にいたずらにややこしい書類をごまんと揃えさせるのですから。
SIIとは一般社団法人環境共創イニシアチブの略称で既築住宅における高性能建材導入促進事業の補助を審査している経産省の天下り受け入れ団体です。
それにしても橿原市の申請は結果がどうなるか、天命を待つにしろ気になることです。
お客様も期待しておられるでしょうに。
全く工事費の1/3補助受けることができるかどうか、当店には書類作成の面ではなにもメリットはなくて勉強になっただけですが、受け取られるお客様におかれては当店がお役に立てるかどうかの別れ目でもあります。