将来はエネルギーに恵まれた日本

このところメタンハイドレードの採掘ガス化が話題になっているが、海洋に眠るエネルギーはそれだけではない。
もちろん採掘してしまえばなくなるガス等ではなく再生エネでのことであるが、これがまた海洋の表層と深層の温度差で発電すれば1兆Kw(http://p.tl/jVxrより)もの潜在量がある。このエネルギー量は日本の一年間の総消費電力1,083,142GWh(2008年分http://p.tl/eNcpより)をたった一時間で作ってしまう量でもある。
もちろん全世界の海洋における温度差のポテンシャルだろうが、日本は国土が狭いものの海洋面積では6位さらに海容率では4位だとか、太平洋側には広い経済水域を擁し南方の沖ノ鳥島辺りではドン深の低水温高圧力と台風が発生する様な高い表層の温度差はかなりあって2005年当時すでに実験的発電所の建設計画もあったそうな。

一番のポテンシャルが海の温度差発電、次が海流で潮流や波力等がある。どれも日本には活用できるエネルギー源なので今後の技術開発に大いに期待を寄せるが、国内重工業メーカーが開発に注力しているのが頼もしい。

メタンハイドレードの採掘ガス化も独立総合研究所の話では、日本周辺海域でハイドレードが一部気化して海底からメタンの泡が立ち上っている事が確認されている。これは海底地下の減圧などの技術を伴わずともガス回収できる可能性がある。
メタンガスは二酸化炭素の20倍以上も温室効果があるので、自然に海底から気化しているのは好ましくないが、これを回収すれば良いという話である。
しかし、モッタイナイ話であると思う、現下の電力危機の中で大枚はたいて天然ガスを輸入しているかと思えば、片や自然にメタンガス(天然ガス)が使われることなく日本の周辺海域で蒸発しているのである。
曰く海底地下減圧の実証での巨額予算消化の採掘ではなく、既に気化蒸発しているガスを回収するのが、まずムリのない方法かと思う。
あるものから先に使わないのは不良在庫(メタン温室効果の温暖化)を増やしている様なものである。

処で、日経のTech-On!と云うWebページに日本の太陽光発電で半年で4.7GWが認定。過去20年以上の導入量に並ぶと云う記事があったので読んでみた。
それによると、半年間の認定量が過去の累計導入量を超えるのだそうな。さすがに2012年度の買取り42円のパワーはすさまじいものがあると実感、私でさえ実家に働きかけてこのチャンスを活かそうとしたのであるから。
まるで5年前に私の住居に導入の家庭用3.6Kwが、ここに来て実家で事業用12.25Kw導入で過去の導入をはるかに凌ぐ現象がすでに国内で始っている様相で、買取り単価が37.8円/kWhになっても当面は規模拡大が続く。
少なくとも発電原価が24円に低下して買取りはなくなっても一般家庭では太陽光発電を今後も導入するメリットがある。(ある会社の例では19円の数字が出ている)
事業用は将来もスケールメリットが導入を左右するのだろうけど、メガワット級になると逆潮流の変電所受け入れ枠や送電にハードルがあるようで、早く電力会社から送電網を解放されねばならなくなる。

とにかく今は過去になかったエネルギー創出に対する意識の高まりがあることから、周辺技術も百花繚乱でどれがエネルギー問題の解決に一番役立つのか試行錯誤であっても将来にとても頼もしい期待感を抱いている。

私自身は原発に対しては核分裂反対、核融合賛成であるが融合の方はまだ夢の域、なのでなので身近にできる太陽光発電から手を染めている。

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2012年11月開設のこのブログ主は1955年生まれのオッちゃんです。 1999年から続いている当店のWebページはhttp://www.hatadagls.com/で HTMLとPHPの併用ですべて自身で編集していますが、ホームページ運営も時代の変化について行けず そのため今じゃ陳腐化が否めません。 ブログは2004年以来の事で、当時は簡易なブログを開設したのですが、 連日多量のスパムリンクの書込みに閉口して、約半月で閉鎖以来ブログから遠ざかっていました。 取得した公的資格は、二級ガラス技能士・バルコニー施工・第二種電気工事士・PV施工技術者認定・家庭の省エネエキスパート・ガス機器設置スペシャリスト・足場の組み立て等作業主任者等、メーカー認定は真空ガラス スペーシア(日本板硝子)・窓シャッター電動化(ソムフィ)・SR工法工事士(三協立山アルミ)・ソーラー施工士(リクシルエナジー)その他等々、です。 趣味はガラスサンドブラストやレーザーマシンによる加工などがあります。 因みに創業は1982年9月で、かれこれ30年を越えました。
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