ガラス破りと言えば住宅への不正侵入の常套手段、いろいろな手口があります。 当店が写真を撮ったガラス破りの例です。
左の写真は太子町での例です。
開いた大穴の一瞥で打ち破りかと思いましたが、よく見るとこじ破りの形跡がありましたので、本当に珍しいこじ破りの大胆な例です。
通常これくらいの大穴は打ち破りで発生するものと思っていましたので、認識を改める結果になりました。
犯人は最初、クレセント部分を破って、解錠したようですが補助ロックが更に上下に付けられていたので開かなかったようです。
そこで今度は大きくガラスをこじ破り、障子を開けずにガラスに空けた大穴から侵入したようです。
いつかはこの様なケースもあるだろうと予想はしていましたが、遂に実際の現場に遭遇してしまいました。このガラス破りも器用に割ってあります。
このお宅のお客様も迷わず防犯ガラスを採用されましたが、やはり侵入被害後のことになりました。
ただ、金品の被害がなかったと聞きましたので、不幸中の幸いというか大難を逃れた感じで、私も寸法を測りながら少しホッとしました。
この写真が関西テレビに掲載されました。←リンク
突き破りの例です。
一点集中の一撃で大した破壊音も鳴らずに穴が開いたようです。
警察の捜査が終わって入れ替わりに当店が拝見させていただきましたので、
現場は割られたガラスがそのままの状態で土足のままで室内を荒らされた後が生々しく残存していました。
犯行手口のページ公開をして、防犯啓蒙に役立てたいとお客様に申し入れたところ、快諾をいただきましたので、ここに犯行例を紹介しています。
犯行に使用した道具は園芸用のプラスチック支柱と思われます。
これは中にスチールパイプが入っていて垂直方向にずいぶん固く、土に突き刺せるような構造になっていますので、
これでガラス突き破りの一撃を加えた様です。
その後、支柱を適当な位置で曲げてガラスの貫通穴から差し込んでクレセントを回した模様。
私は最初の一瞥でガラスの貫通穴からは指を入れてクレセントを回すには距離があるなと、疑問に思いました。
しかし、お客様がプランターの支柱の立っている場所が変わっていた事と曲げられていたとのお話しを受けピーンと来ました。
恐らく間違いがないでしょうけど、ガラスの破壊ツールはお客様宅にあったもので間に合わすという結果を招いてしまいました。