現在、大学4回生の次男がサンドブラストに挑戦したいと申し出たので、これまでしなかった事を何故また急にすることになったのかと問うと、次男いわく彼女に俺の作品をプレゼントしたいのだとか。
まぁ、親の私が手ほどきしないと全くお手上げな彼なのであれこれ作業指示するが、マスキングのカッティングと次のレーザーマシンの操作だけは私が行なわないとイラストレータの扱いも何も解らぬ彼には任せられぬ事。
カッティングが終り、サンドブラストの段になってトラブル発生、彼が操作するサンドブラストノズルから研削材が噴射しない。
エアは噴射しているのに研削材が飛ばないので、吸引口を確認して見ると研削材が逆噴しているではないか。
さらに確かめてみると、原因はノズルに異物が挟まっていた事に因るものだった。
上の写真が現物でどこから紛れてきたものか、ノズルに邪魔した犯人は長辺が4㎜くらいの鏡の破片だった。
取り除くと正常にサンドブラストできるようになったので、初めてサンドブラストに挑戦する彼にとっては偶発のトラブルだったが、無事ガラスに彫刻できた。
初めてにしては出来すぎなくらいだ。左上の穴はガラスの加工屋が受注の際に勘違いして四隅に穴明け指示したのに一ヶ処しか明けなかった加工ミスのもの、本来なら廃棄すべきガラスだったのだが、コバが美しく磨かれているので保管しておいたのを次男が欲しいと言ったので、何をするのかと問うた事が冒頭に述べた次第。
ガラスを立てる座もアクリルに文字彫刻を施してレーザーカットした。
さすがにレーザーマシンは次男に触らせる訳にはいかないので私が操作するのだが、次男はオッチョコチョイなので何をしでかすか解らないため、彼の行動には注意していないといけない。
レーザー光線が直接身体に当たるとえらいことになるので、光線の通路に身体の一部が行かないように強く注意を促した。
結果、作業の7割くらいは親がついていないと出来ないのだが、初めてのトライにしては上出来か?