内窓を取付けた窓から雨漏り

一昨日お客様からの電話で、内窓をつけた窓から雨漏りがするとの連絡があって、翌日現場に行ってみた。
もちろんお客様も内窓を取付けたからそれが原因での雨漏りではない事は理解されているが、外窓の内側に雨水が伝って落ちてきたとのことで、窓業者の当店への連絡だった。

当店で内窓を取付けて数ヶ月になるが、外窓を点検しても窓廻りのモルタルクラックなどの異常は特になくて、入隅の壁に雨樋の終点が当たっていたので、窓のずっと上部の入隅壁がかすかに濡れていた。

これを見てピンと感じたのでハシゴを掛けて樋を点検するも異常はない。イヤそんな筈はないモルタル壁の濡れ具合からして必ず原因は樋にあるはずと見ていた。
それでお客様にお願いしてバケツに水を入れてもらい、それを流してみたらやはり樋のタテ部分で詰まっていて水があふれ出したので原因が特定できた。

落し口からZ型に屈曲した部分で詰まっているので、縦樋の外れる部分は外してゴミを出やすくして、電気のコードや針金やなんかでつつくが前に進まない、落し口から手を入れてみると固形物に触れるので、火挟みでゴミを挟むと出てきたのは板金屋が施工中に出したのであろうブリキの切り屑や木くずだった。

それをお客様に見てもらい、再び水を流すと今度は勢いよく流れ落ちた。
内窓を取付けて貰う前にリフォームで屋根の部分改修を板金屋さんにして貰ったのです。とお客様が仰られたので、見えないので見落としていたのでしょうね。と、やんわり言葉を返しておいた。
それで雨漏りは1件落着。

本当はその板金屋で過去に当店が依頼した工事でトンでもない事があったのだが、逆にお客様にその板金屋について愚痴をこぼすわけにもいかないので、ここで愚痴る。

それは4年前に玄関サッシを取り替えたついでに玄関庇も作り直したのだが、その際に板金屋に雨仕舞をお願いし、作業後見に行くと水勾配が逆でクレーム処理を依頼した。
ところが手直しして貰っても改善されていないので再びクレームを伝えた。
二度もクレームを言われれば、今度こそまともにしてあるだろうと、確認すると全く直っていない。
一体この業者は水仕舞のプロではないのか?目で見て逆勾配って、わざと水が溜まるようにしているのか?
もうあきれてしまって、板金屋にクレームを伝えるのをやめた。

お客様の手前、何度もクレーム対応を業者に言うのはあまり恰好の良い事ではない。
余計な不信感を招く恐れがあったので、3度目手直しクレームは板金屋に伝えずに自分で満足いくように手直しした。

その板金屋にはその後、一切仕事の依頼をした事がない。クレームにもかかわらずいい加減な作業を3度も繰り返すようでは、結局請けた当店の信頼にもかかわるので。

本当に忘れていたイヤな事を想い出してしまった窓からの雨漏りだったが、玄関と縁側をサッシに取り替えたいので見積りして欲しいとのお客様からの一言で、嫌な想いはすべて吹っ飛んでいった。

spaciadesuyan の紹介

2012年11月開設のこのブログ主は1955年生まれのオッちゃんです。 1999年から続いている当店のWebページはhttp://www.hatadagls.com/で HTMLとPHPの併用ですべて自身で編集していますが、ホームページ運営も時代の変化について行けず そのため今じゃ陳腐化が否めません。 ブログは2004年以来の事で、当時は簡易なブログを開設したのですが、 連日多量のスパムリンクの書込みに閉口して、約半月で閉鎖以来ブログから遠ざかっていました。 取得した公的資格は、二級ガラス技能士・バルコニー施工・第二種電気工事士・PV施工技術者認定・家庭の省エネエキスパート・ガス機器設置スペシャリスト・足場の組み立て等作業主任者等、メーカー認定は真空ガラス スペーシア(日本板硝子)・窓シャッター電動化(ソムフィ)・SR工法工事士(三協立山アルミ)・ソーラー施工士(リクシルエナジー)その他等々、です。 趣味はガラスサンドブラストやレーザーマシンによる加工などがあります。 因みに創業は1982年9月で、かれこれ30年を越えました。
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