ソムフィの製品で手動雨戸シャッター電動化と云うものがある。
メーカー知名度はそんなに高くないが、サッシメーカー各社へOEM供給していると聞いた。
フランスのメーカーで、保証や信頼性がどうかなと思っていたら、三和シャッターの窓モアチェンジもソムフィのOEMだとかで、全く知らなかったけれど日本の窓用電動シャッターでのモーター部分ではシェア率がかなり高いじゃないですか。
なんだかんだで知らない私の不徳だっただけ、安心も信頼も全面的に託せます。
それで久し振りの窓シャッター電動化工事、巾2200高さ2300の寸法のテラス窓が対象、足元の地面が狭い上に不陸で脚立が不安定なため、足の伸縮できる脚立で安定確保して上に歩み板を乗せたが、取付ヶ所の足元スペースの狭さが禍いして作業性はよくない。
また高さも基礎が500くらい立ち上がっているのでシャッターh2300はボックス上部までの高さは約3mになるので作業ヶ所は少し高所になる。
シャッターの心臓部分の全面改造だから、採寸から慎重になるが、納期約二週間でオーダー品が届く。
現場では寸法通りの位置に部品の取替があるが、メインシャフトの位置はモーター品に取替えるも厳密に位置を合せなければならない。
既存のシャフトを外し、モーター側のシャフト受けを電動用に取り替え改造後、側板シャフト受けセンターに電源ケーブルの穴を空け、停電時手動切り替えのメンテナンスワイヤーの穴を反対側の側板シャフト受けに空けてから、側板鉄板の新しい穴部分のメッキが剥がれたヶ処を錆止め処理しておく。
モーターシャフトを載せるとき、同時に電気ケーブルの取り回しが発生するが、これがシャッターボックス内に隙間があると、隙間内に納める事でシャッター外観に電気ケーブル露出がなくなるので理想的だが、スラットと側板に15ミリ以上の隙間がないと外部に持ち出す事になる。
今回はスラットと側板にそれだけの隙間がなかったが、内部空間を伴った側板の厚みがあったため、シャフト受けからの穴を通し内部空間に通線した。
しかし、これが200ミリの短距離にも関わらず、変な曲り経路となったので通線に二人掛かりで(通線の人員とモーターシャフトを提げる人員)20分も掛かった。
同様に反対側の側板にもメンテナンスワイヤーを通すが、こちらは動作させる観点から摩擦の発生する小さい径のカーブは取れないため、大きいカーブの確保でワイヤーを一旦側板の外に出して、再びガイドレールと壁の露出部分に空けた穴からサッシとシャッターのあいだにあるシャッター枠に空けた穴を通すことになった。
無事モーターシャフトを設置後、仮電源でモーターシャフトの動作確認、このときメンテナンスワイヤーを引いてクラッチが繋がっているか切れているか必ず確認する(切れていれば手動で回転する)。クラッチが繋がった状態でモーターシャフト記載のスプリング巻数を電力でモーターを回転させて所定の向き所定の回数分を巻いていく。
それらの初期設定操作後、もとのスラットを取付けて外したガイドレール取付てから、電源確保の配線工事をする。
あとはシャッター開閉リモコンの初期設定を行ない。五回以上の動作確認をして終了。
以上を備忘録として記述したが、振り返って読むと図面もなく文章だけでは何の事を書いてあるのか、他の人が読むと非常に解りにくいであろうと、痛烈に思ったが私が解ればよろしい。