ご質問につきまして
スペーシアはガラスとガラスの間が真空構造のペアガラスで、日本板硝子の特許製品です。
窓ンナはガラスとガラスの間に不活性ガス(アルゴンまたはクリプトン)を封入した薄型のペアガラスになります。
スペーシア6、2ミリ厚構成の強度は5ミリ厚ガラス程度の耐風圧強度があります。
窓ンナは8ミリ厚構成の強度は3ミリ厚ガラス相当の耐風圧強度にとどまります。
断熱と結露抑制の性能ではスペーシアが断然優位です。
窓ンナに封入の不活性ガスは10年で、~15%くらい抜ける見込み
(不活性ガス封入のペアガラスは各社の製品で抜けるようです。またガラス間の封着材がゴム等の有機質のため耐侯性能に限界があります。)
当店の知る限り、真空のスペーシアは現在10年以上経過した製品でも経年劣化による無償取替は全く発生していません。
(真空ガラスは割れない限り真空を保つようで、ゴム等の有機質の封着材ではなく、無機ガラス質の封着材を採用した結果、
劣化の恐れは窓ンナや他のペアガラスに較べて非常に低いようです。)
因みにスペーシアや板ガラスメーカーよる一般的なペアガラスに付加されている性能保証10年が窓ンナにはありません。
スペーシアは住宅用防音ガラスと同じレベルの防音性能があります。
窓ンナはガラス間の共鳴により、防音効果は期待できません。
スペーシアは6、2ミリ厚でも1枚面積が1500ミリ×2400ミリの大きなものが使用できます。
窓ンナの最大使用可能面積は精々1000×2100の大きさまでです。
両製品とも階数地上高により使用面積制限があり、スペーシアは耐風圧計算で使用できる階数地上高或いはガラス面積を求めますが、窓ンナは3階を以って上は使用不可となります。
その他まだまだありますが、いろいろ揚げればキリがありませんのでこの辺で回答とさせて頂きます。