ガラスを破って侵入する窃盗手口が非常に多くなってきましたので、私たちの集まるグループ、Net21の有志メンバーでガラスの破壊実験を実施しました。
防犯性能を実体験で調べておこうと試み、全部で18通りに及びました。
各社よりいろいろな防犯対策製品が発売されています。防犯対策は実際に施しても、どれほどの効果があるか、なかなか判らないのが現状です。
あってはならないのですが効果が確認できるのは、被害にあった時になります。
特に防犯ガラスや防犯フイルムは、各種タイプがありどれだけの破壊に耐えられるかは、
各社の資料や一部のサンプルでの体験などに基づいてこれまで提案させて頂きました。
今回は実際、身をもって破壊を体験し現状にあった製品を提供できるように実験を行いました。
主に住宅用を想定し各ガラスの破壊強度を調べています。予想外の抵抗を示したガラスや意外な物もありました。
全体に手持ちの小さな工具で思い通りに短時間でガラスをこじ破るというのは、
単板ガラス(普通のフロートガラスや型ガラスに網入りガラス)に比較して時間が掛かりましたが、
打ち破りには品種により貫通抵抗が様々な結果となりました。
当店ではお客様に自信をもってお勧めできるように自身でも破壊の実験に参加しました。
右の写真をご覧下さい。赤丸で囲んだ部分が潰れてしまいました。繰り返しの激しいこじ破りに耐性がなくなり、正当なこじ破り評価が出来なくなりましたので途中から位置を変えながら各種類のこじ破りを実行しています。それにしても防犯ガラスと名を冠している物は単純なコジ回しだけではガラスの貫通は無理と判断しましたので極力、ガラスの破壊音を抑制して打撃も加えて穴を開けました。
一部の製品でこじ破りでは不可能な場合は、鋭利な先で突き破りを試しましたが、破壊音は発生していました。
お客様に少しでも住宅における防犯対策と防犯性能を正しくご理解頂けます様、精一杯の努力でページを作成しましたので、
防犯対策の補助資料としてご案内申し上げます。
尚、防犯という目的の範囲において、掲載しております内容と表現は防犯性能を保証するものでも、窓の破壊と侵入といった、
犯行を必ず防ぐものではありません。自主防犯対策への評価知識としてご覧いただければ幸いです。
破壊場所の高さは地上より約1m50cm 男子大人が右腕力で打撃およびコジ回しに一番力が発揮出来る高さ設定です。 足元は水平のコンクリートで周囲に障害物がなく、自由に破壊道具を振り回すことができる状態に設定しました。
破壊実験はNet-21の有志のメンバーで行った実際の状況をデジカメで撮影したものであり、
窓の位置や工具その他、不法侵入を犯す人間の技量などの諸条件により変わります。ここに掲載の内容は参考資料とし、結果をなにも保証するものではありません。
またこの実験は破壊を目的としていますので、破壊しやすい条件のもとで実施しました。
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破壊実験の情報にはNet-21グループ共有で所有する権利があります。