現場で使う簡易作業台を3ヶ月ほど前に作ったので紹介。
通常、現場で使う簡易作業台と言えばコンパネベニアの3✕6板を900✕750に二枚切断して一枚ずつ相欠きした上で✕字型に組み合わせた物を2組並べ、その上にコンパネベニア3✕6の天板を乗せるのが一般的で大工さんなどは圧倒的に上記タイプを使っている。
でも当店が使うには幅の狭い物も必要で、できれば幅サイズ可変型が望ましい。
それで作ったのが各写真状態にできる作業台の脚(台座?)で長手方向は1600で妻手方向は自在になるが、天板は現場に応じて450~900まで必要な幅の板を事前に用意する。
少し広げたが幅が狭いので不安定でも少し広げて450幅にすると手前には作業者がいるので倒れないが、向こう側には壁がないと不安定。
しかし、作業台にはならなくても工具や細かい材料を置くのに便利、足元に置くことに比べ腰を折って工具を手にする事がなくなるので還暦を過ぎた私の様な作業者にはもってこいの物置台になる。
長手方向の使用には安定しているので木質材やアルミ材の細長く切断することも可能であると云うより、床で作業するよりはるかに切断しやすい。
600幅の天板を乗せた状態で2階の狭いベランダ等で重宝する。
これくらいの幅になると妻手方向も少し安定するので、卓上丸ノコなどを乗せて各材料の切断に向くし、細い材料も長い方向に切断加工しやすくなる。
900幅の板を乗せた状態で広く作業がしやすく、現地での網戸の張替やガラス戸を水平に乗せたりできるので一番使い勝手が良いが、作業者が立ち回れるだけの最低限スペースが必要。
安定度は良いのでいろいろな切断作業もやりやすい。
折り畳んでコンパクトにしたつもりでも思いのほか嵩張っている。
もう少し工夫したいのは折り畳んだ際の厚さをもっと薄くできれば完璧なのだが、各接合部に帆布を丁番として使うためホッメルトで面接着したことも厚くなった一因なので悩むところ。
建具用の薄い金属丁番を使いたいが、ネジ掛かりが少ないのでどうしても不安が残る。