これは2011年に試作したもので現物はサンプルで大阪のどこかにあると思うのですが、ひょっとしたら捨てられているかも知れません。
レーザーで石材表面を加工するのですが、一瞬スポットで1000度以上の高温になっているため石材の表面が溶けるので、画像となって表われます。
これも2011年のものでフェイスブックに紹介した写真の転載です。竹内街道灯路祭りで六枚橋の欄干に飾ったのもで、その日に思いつき急遽の製作で作りが荒いのですが、夜陰に紛れてしまうのでそのまま展示。
スプルースの柾板2㎜厚を切り抜いて透明ガラスとスリガラスの間に挟んで組込んだもので、見た目より少し重たい物になりましたが和紙とは違う光の趣があります。
これは昨年お得意先の建具店からのご注文で一枚だけの特注品、これをサンドブラストでやろうとすると養生のカットはカッティングマシンでするとしても図形のトレースに多大な労力を奪われるので、提供された白黒の画像を寸法合せしてガラスにそのままレーザー加工したものです。
白黒の出やすいサヌカイトや型ガラスはレーザー加工に向いていますが、透明ガラスへのレーザー加工は光の当たり方や透過の具合で表現が目立ちにくく元画像の調整が難しいところです。
アクリル板等は10㎜厚のものでも切り抜きができるのでとても重宝しますが、ポリカーボネイトが全く切れません。
ポリカーボネイトの8㎜厚を切り抜こうとしましたが、厚さの中程でレーザ光の熱でポリカーボネイトが溶け、板の中で周囲を溶かしてるつぼの様になるだけで途中からレーザー光はポリカーボネイトを突破しませんでした。
3㎜厚とかの薄い物だったら切り抜き可能かも知れませんが、ポリカが切り抜けなかったのはチョット意外でした。