ガラス屋の仕事は窓回り全般であるため、ロールカーテンも当然ながら扱い品目の一つである。
本日は午前中、階段の高窓にロールカーテンの取付にお馴染みのお客様宅へお伺いしたが、階段が180度折り返しのややこしい足元に脚立を使用しての作業、踊り場であれば水平が確保されるのだが、180度に渡って段差があるので脚立が3段にまたがる事になった。
ある程度、覚悟はしていたが実際には7尺の比較的高い脚立で段差3段をどうして天板を水平にするかが問題だったので、今回は脚立の足にさらに竹馬の如く段差分を調整できる継ぎ足し延長の棒を取付けた。
継ぎ足しの角材にアルミLアングルをネジ止め固定して脚立に引っ掛かるようにして、角材をロープ(※注)で脚立に固定する。
こうすると脚立と角材の滑りがなく安全である。
(※注、ガラス屋のロープってガラスをサッシに取付けるガラスゴムで代用することが多い、それはゴムなので荷締めしたあと振動に追従して緩みにくいので多用するが、大きな負荷の掛かる垂直吊りには絶対不可なので、使用はもっぱら支持材に対して巻き付ける用途ばかりになる。
なーんだ、電気屋が電線を針金や緊結線の代用にする事と同じレベルじゃん。笑)
脚立に登ってみると、角材が胴縁なので扁平で細いため、わずか2尺くらいの長さでもたわんでいたので安全性は高いとは言えないが体の重心に配慮すれば角材が折れる事はない。
しかし、考えてみるとクロス職人はこういう場所で日常的に作業しているが、足元の悪い高所でも慣れているのだろな。
結局、ロールスクリーンの取付時間よりも階段養生~脚立の安全確保の方に所要時間が食われていたのである。
午後から、堺市光明池の高層マンションへ真空ガラス スペーシアの現調採寸に出かけたが、ガラス同士の突き合わせヶ所が三ヶ所もあって採寸には慎重になった。
しかし、駅の真横のマンションって都心への通勤にメチャ便利そうで、感心した。
明日は河内長野市南花台へ真空ガラス スペーシアの現調採寸に出かける予定、両方とも見積がご用命に繋がる様に祈るが結果は天命なので従うしかあるまい。