年も押し迫った昨年末の事、電話があってスペーシアの価格でのご相談でした。概算を申し上げた途端に電話主様は、よそではスペーシアが○◯金額なのですが畑田さんとこはずいぶん金額が違いますね。と仰っいました。
○◯金額を延べ㎡で割ってみると、スペーシアで2万円台しかも前半である。あり得ない数字だったのでもう一度、電話の向こうへ品種の明細は?と問いかけますと、やはりスペーシアと書いた見積を頂いたと仰るので、少し思い当たる事がありましたので次の事を申し上げました。
それは真空ガラスクリアフィットの事ではないですか?
確かに今年6月だったか迄はスペーシアFitの銘柄で販売していたのですが、以降はそれまでのスペーシアSTⅡがスペーシアと呼び名を改称されました。
同時にスペーシアFitはクリアFitに改称されましたので、その事を明示せずに単にスペーシアと記載された可能性がありますので、見積りされた業者にもう一度確認された方が良いと思いますが.....。
で、しばらくやり取りの後、電話を切りました。
真相はどうなのか明確ではありませんが、もし業者が意図的にクリアFitである事を隠して真空構造であるからスペーシアで通そうとしているならば詐欺的行為になるのですし、逆に6月にあった改称の事を知らずにスペーシアFitをスペーシアとしていたとしても銘柄品種の明示をしていない事はあとで発覚すればどうするのでしょうか?
真相が不明なままでこの事をこの様に考え表したくないのですが、ひとつの疑惑としてそれが電話主様が意図的にスペーシアFitをスペーシアとしていた事もなきにしもあらずです。
電話主様がそうあるとしても個人の在り方なので仕方ないのですが、その事が業者の行なう正しくない見積が意図的であれば広く喚起せねばなりません。
ユーザー様の被害だけにとどまらず業界全体の信用失墜にも繋がりかねないからです。すぐに仕入れ先へこういった事例があったと連絡を入れ、注意を促しておきました。
こうしてメーカーにもフィードバックされていって売り手も買い手も全体に注意されれば良いと思うのです。