ガラスの結露は断熱性の高いガラスに取替えて解消しました。
ガラス取替え前は頻繁に結露水の拭き取りをしていたので気にしておりませんでしたが、
ガラス取替後はアルミ枠の周囲に発生する結露水が少しなので自然に乾くだろうと放置しておりました。
ある日、ふと見るとアルミ枠の窓台に湿気のある汚れが着いており、
気になりはじめましたのでどういう方法で解決できるか、お問合せした次第です。
ご質問について、この様なケースについては良くある話で、ガラス取替え前の業者説明もあったかと思います。
先ず、サッシアルミ材に発生する結露は、基本的にサッシを断熱防露タイプのものに取替えるより仕方が無いのですが、
ご質問の内容からガラス取替え後は、部分結露も窓面の気温低下抑制効果で量は以前より軽減したと推察しています。
それでも結露と自然乾燥を繰り返すうちに水分にホコリが付着、それの累積で発生したのではないかと考えています。
この場合ですとサッシ枠の構造にも依りますが、室内側アルミ枠の露出を防ぐ事でかなり緩和されます。
例えば、最新サッシでは三協アルミのマディオシリーズや、トステムのデュオシリーズにはアルミが露出しないように部分的ですが、
樹脂製のアングルピースでアルミ枠をカバーしている構造のものもあります。
このことから、サッシ枠室内側における見付面の部分だけでも樹脂カバーあるいは木質系のカバー材で結露回避できる可能性があります。
(この場合、窓枠意匠の変化は避けられません。)
但し、この方法は現場の状態で対応できないこともありますし、また絶対的にサッシ枠の見込み方向はカバー処理できません。
またここに述べさせていますサッシ枠の結露対策は、サッシの取替えに費用的困難その他で取替えできない場合を想定した上で、
あくまでも軽便にすませる方法だとご承知下さい。
住宅用のアルミサッシにはどのくらいの厚みのガラスがはいりますか?
窓ガラスのガラスの厚みも様々で、最近では複層ガラス(ペアガラス)を使用するので、
ガラスの構成に依っては総厚22ミリの厚さまで入るサッシもあります。
サッシ用の板ガラスとしましては3ミリ厚~22ミリ厚までと、サッシの種類によって幅広い対応となっています。
通常のスタンダードなサッシの場合は9ミリのガラス溝巾が圧倒的に多く存在していまして、
そのサッシに入るガラス厚は通常3ミリ~6.8ミリ迄を想定してメーカーはアルミサッシを製造しているようです。
因みに9ミリのガラス溝巾にアタッチメント等を介し8ミリ~12ミリ程度の板厚のガラスも取付は可能ですが、
ガラス重量やガラスが厚くなった分網戸等に接触しないかなどを前もってよく調査確認する事が前提になります。
従いまして、問われている事の総てはその対象のサッシに見合った板厚のガラスを入れることが望ましいのです。